2013年5月6日月曜日

H250504_萩往還250km視察

 萩往還250kmを目標に、日々のトレーニングでは、常に250kmのコースやエイドへの到着時刻をイメージしながら走りました。また、装備やウエアを少しずつ買い揃えていくのも楽しみの一つでした。一昨年度の70km、昨年度の140km完踏を終え、満を持して昨年9月に250kmへのエントリーし、本年度は、その集大成となるべき年でした!!   ・ ・ ・

 しかし、本年4月の異動で職場が変わり、残念なことに、5月2日の萩往還250kmスタート日に、行事と出張が入り、やむなくキャンセルすることとなりました。(-_-;)
 この行事と出張、本職場では、毎年同じ時期となりそうです。そこで、残念ですが5月2日が土曜日となる平成27年の大会まで、萩往還250kmはお預けとなりそうです。

 そこで、今年は未練がましく5月3日より、出場するはずだった萩往還250kmのコースを妻と一緒に車で視察する旅に出ることにしました。
 5月3日午後、宮崎より高速にて山口に向かう。途中、事故等による渋滞に二度ほど遭遇し、予定より2時間遅く、美東SAに到着し、車中泊。
 翌朝5月4日、4時に起床し美東SAにて朝食、トイレ、身支度を整え、5時に、上郷駅に向かいました。もし、レースに出場していれば、予定では「陶芸の村」に到着し、残り35kmの萩往還道に入る時刻です。
 また、上郷駅エイドへの到着は、予定では、5月2日の19時30分ですので、おおよそ34時間遅れで上郷駅エイドに立つことができました。

 上郷駅

 美祢高等学校前(遠くに見える高架橋の下にエイドがあったものと思われる。)

 4日6時20分に豊田湖のエイドに着きました。朝日に湖が美しく輝いていました。
 補足ですが、豊田湖への道のりはかなりの急勾配でびっくりでした。

 豊田湖

 俵山温泉

 大坊ダム

 新大坊エイドが地図上でよく分からなかったのですが、現地に来て解決。コース脇にあり、こんなにわかりやすいエイドもないくらいでした。

 新大坊

 海湧食堂

俵島CPまでの道程は、小刻みの上り下りの急勾配が続き、車の離合も難しい林道や両側が田んぼの畦道状の道など勉強になりました。しかし、ひとたび視界が開けると美しい山陰の島々と田畑が織りなす風光明媚な場所でした。

 チェックポイント俵島までの道程

 川尻岬に向かう道は、車では行けそうになかったので、県道を走って沖田食堂まで行きましたが、写真に見るような美しい棚田と海岸線の真っ只中を縫うようなコースでしょう。

 沖田食堂と棚田

 幾つかの丘をくねくねと上り下りした後、眼下に広がる山陰の海岸に突如として訪れる岩の柱、その特異な形になぞらえ立石観音と命名されています。今回の視察で、最も自分の目で見たいと思っていた風景の一つです。また、登ることができるとのブログを読み、実際に登ってみたいと思っていた場所でもあります。実際に登れるのは、立石観音の手前にある岩山の方でした。

 立石観音、CP、立石観音からの眺望

 千畳敷からの風景とCP

 もう一つ、今回の視察でどうしても行ってみたかったのが、仙崎にある金子みすゞ記念館です。レース中に立ち寄ることは、ほぼ不可能でしょうから今回ゆっくりと見学しました。

 金子みすゞ記念館

 鯨墓

 宗頭文化センター

 藤井商店

 三見駅間近で、一方通行や通行止めなどで車での確認は手間取りましたが、走る分には問題ないでしょう。

 三見駅

 三見駅から、玉江駅の道程は、この先車が進むのだろうかと思えるような場所を何度となく通過しながらの確認でした。俵島CPの道程と同じく冷や汗続きでした。

 玉江駅

 玉江駅から先は、萩市内であり、140kmの部で体験しているので、さっと確認して通過しました。

 萩往還道に入ってからは、瑠璃光寺を目指し、最後の力を振り絞っているランナーに出会いました。ここまで来れば、残すところ1時間くらいでしょうか。うらやましい限りです。
 闘志と勇気とヒトの無限大の可能性のようなものを感じ、やっぱり、萩に来て良かったと思いました。

 夏木キャンプ場付近

 瑠璃光寺の前で、平成27年に250kmの部に出場することを新たに誓ったところです。26年度は、もう一度140kmに出場してみようかとも思っています。

 瑠璃光寺

 今回の視察で勉強になったこと
1 結構急勾配の上り下りが無数にあり、下りでの脚の負担を軽減するような走り方をしないと250kmは保たないであろう。
2 車との接触事故を避けてのことであろうが、自転車道、旧道、住宅街の生活道路、林道状の道路、両側が田んぼの畦道に近いような道路や裏道など走ることになります。白線の目印は要所要所に付けてあるが、雨天時、夜間、もうろうとした状態での識別にかなり注意を要する。その意味では、今回視察できたことは有意義であった。
3 車で廻っても、半日かかりました。萩往還250kmのコースは、15市町村にまたがっているそうですが、改めて、その壮大さに身震いしました。・・・が、闘志もふつふつと沸き立ちました。