9月29日(日) 第6回九州脊梁山脈トレイルランin山都町に参加してきました。
昨年度、本大会のサブ大会として開催されている『九州脊梁山脈トレイルランin五ヶ瀬町』(19km)に参加し、見事完走を果たし、本年度は、いよいよ本大会『九州脊梁山脈トレイルランin山都町』(35km)にチャレンジです!!
前日の28日(土)に、宮崎から高速に乗り、松橋インター下車、国道218、224、県道153を通って、大会本部の清流館に、少し早めの午後2時に到着。
会場は、まだ準備の真っ最中でした。
清流館は、元緑川小学校を改修して作られた宿泊研修施設だそうです。グランドの横には、緑川の清流が流れ、天候もよく、明日はフィニッシュ後、この川に飛び込むと気持ちがよいだろうなと、思わず、明日の完走を夢見てにんまりとしたところでした。
宿泊は、清流館から500m程上った『緑仙峡キャンプ場』で、いつもの車中泊です!!駐車料金は、一泊500円でした。
近くに、コンビニ等が無いということで、夕食と懇親会を兼ねた前夜祭に出席しました。前夜祭の料金は1,500円、朝食(おにぎり2個と味噌汁)は、300円でした。いずれも、事前の申込後、当日の受付で、食券を購入します。
夕食は、150円の食券が10枚と缶ビール用食券(通常の食券として利用可)1枚をもって、好みのものを購入します。
バナナ一房150円、おにぎり2個150円、ポテトサラダ150円、青菜の胡麻和えと大根の酢の物150円、豚汁150円、野菜の煮染め150円、やまめの塩焼き300円、おでん300円、焼きそば300円、スパゲッティーナポリタン300円、唐揚げ300円、ビール150円、お茶やソフトドリンクは、無料でした。
やまめの塩焼きは最高においしかったです!!頭からかぶりつき、尻尾まで何も残さずたいらげ、もう一匹いただきました!!
懇親会で同じテーブルについた方々は、私を含めて皆本大会には初参加でした。地元熊本の方が、何度か試走をされたということで、皆の注目はその情報に集中。
『スタートから4kmは、コンクリートの林道、その後1kmもコンクリート舗装であり、この5kmの舗装道路が結構、脚に堪える。その後は、木々の間を上り下りする登山道が、第一エイドのスキー場まで続くが、ここは、人一人が通れるぐらいの道幅であり、毎年ここで渋滞するそうである。第一エイドから今大会最高峰の向坂山までは、リフトまでの急坂と丸太の階段に苦しめられる。その後は、ほぼ稜線を下っていくコースなので見晴らしのよい所もあり、気持ちがよい。コースとしては、はじめの10km、小川岳までが一番きついかな。』とのことであった。
そこで、作戦としては、登山道の渋滞に巻き込まれないように、トップ集団について行くか、どうせ渋滞するなら、はじめの5kmは、歩いて体力温存で行くかという話で大いに盛り上がりました。もちろん、トップ集団に食いつくことのできない私は、密かに後者を選択し、後半の見晴らしの良い稜線で疲れ切った選手を徐々に追い抜いている自分を空想しているのでした・・・。
8時過ぎには、車に戻り、朝の忙しさを考えテーピングをして睡眠と思っていましたが、何することもなく9時には爆睡でした。
朝4時に起床し、テーピング、着替え、朝食、トイレ・・・何故か、3回もトイレに駆け込む。
昨日の夕刻より、パラリ、パラリと降っていた雨も、気になるほどもなく、雲間より時折日差しも見え、かえって涼しさを呼び込み最高のトレイル日和に思えました。
当初400名定員でしたが、ネット登録が2時間で満杯になり、追加されて、全部で420名のエントリーだそうです。来年も、気合いを入れて、エントリーしなくっちゃ出場できませんね!!
7時15分、エキスパートの部がスタートしました。そして、7時30分いよいよ一般の部スタートです。
作戦通り、最後尾について歩け歩けで、体力温存です。
小川岳最後付近の登りです。温存しいていたつもりの体力が何故か悲鳴を上げています。一歩一歩の脚が重くて、息はゼイゼイです。雨も激しくなってきました。
第一関門である小川岳にフラフラになりながら到着。冷たい雨と風が体力と気力を奪います。ウインドブレーカーを着込、気合いを入れ直し再スタート。
写真では分かりづらいのですが、道は泥沼の状態です。上るにずり下がり、降りるに滑り落ち、笹や木の枝を掴みながらの進行となりました。泥道に足を取られて、あちらこちらで、悲鳴や照れ笑いの声がが聞こえてきました。そういう私も、下り坂で見事に横転、泥まみれの洗礼を受けてしまいました。
五ヶ瀬スキー場のゲレンデは、雨と霧でごらんの通り。昨年度の『九州脊梁山脈トレイルランin五ヶ瀬町』(19km)の時もそうでしたが、このゲレンデの坂がきついんです。
小川岳付近から、寒気と体力・気力の限界を感じだし、リタイヤを考えていたのですが、とにかく五ヶ瀬スキー場まで行かないと逃れようがないので必死で登ってきました。エイドでバナナ2本、ミニトマト10個、お菓子数個を補給し、空腹感を満足させると、フラフラと選手収容バスに向かっていました。朝、栄養補給ゼリーを気持ちが悪くなり吐き出したことが原因なのかガス欠の状態でした。補給食は、持参していたのですが、食べる気もしませんでした。また、寒さや、悪路、泥道で転んだときでしょうか、GPSが止まっていたのも走る気力をそぎました。
不思議なものです、熱中症で苦しんだ霧島・えびの高原エクストリームトレイルや同じく寒さで苦しんだ萩往還140kmや第32回いぶすき菜の花マラソンに比べるとがんばれる気はするのですが・・・。また、あと2km頑張れば後はほぼ下りなのですが・・・。後から分かったことですが、時刻も11時前で、ほぼ作戦通りの時刻だったのですが・・・。
リタイヤは突然訪れるものなのですね(-_-;) 人生初めてのリタイヤです。といっても、走歴5年目ですが・・・。ちょっと、悔しかったです。
収容バスに乗り込むとバスが満員で、補助席になりました。その後も、リタイヤ者が続出し、定員15名程度の大型タクシーに移され出発しました。
よごれたシューズです。ウエアもこの類です。バスに乗るとき座席が汚れないようゴミ袋を渡されましたが、みんなビショビショで泥だらけ、変な話、バスがかわいそうなくらいでした。
バスの中では、皆口々に、『あの雨は予想外だった。』『寒くて大変だった。』『あの泥濘に走る気力を無くした。』『リタイヤを選択して正しかったと思うよ。』などとお互いにそして自分自身を慰め合っていました。
宮崎県の五ヶ瀬スキー場を出発したバスは、2時間半かけて、熊本県山都町の清流館に着きました。リタイヤせずに走っても同じくらいの時刻に着くのでは無いかと思われました。ちょっと後悔。
途中、あれだけ降っていた雨も止み、秋晴れに変わってきました。またまた後悔。
清流館では、フィニッシャーを迎える太鼓が鳴り響いています。村人総出で、沿道で声援やハイタッチで迎えてくれています。リタイヤ者としては、眩しすぎる風景でした。ますます、後悔。
炊き出しは、カレー、肉うどんとおにぎり、猪鍋とおにぎりの3コースから選ぶことができました。
「リタイヤですけどいただけますか?」というと、「お疲れ様!どうぞ!」と優しい返事に元気が出てきました。肉うどんとおにぎりをいただきました。うどんのだしがよくきいてとてもおいしかったです!!来年は、完走してもっとおいしくいただきたいと思いました。
参加賞は、地元山都町のお米『清和湧水米』2kgと炊き飯ご飯の元『山里のめしだね』一袋でした。
人生初のリタイヤです。練習不足、体調不良を後悔する大会になりましたが、次年度リベンジしたいと思っています。
初リタイヤで、興奮気味のブログになりましたが、しばらくして考えてみると、あの冷たい雨風の中、早朝より大会終了までボランティアの方々が森の中で僕たちをサポートしてくださっていたんですよね。それも、たぶん地域の高齢者の方々を随分目にしたような気がします。この場をお借りしましてお礼申し上げます。励ましの声援、本当にありがとうございました。お声掛けに応えることができず今回はリタイヤいたしましたが、次回は頑張ります!!
本日のワークアウト 第6回九州脊梁山脈トレイルランin山都町 走行距離 13km 第一エイド五ヶ瀬スキー場にて途中リタイヤ 残念(-_-;)
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