2014年7月14日月曜日

H160713_第16回宮崎シーガイアトライアスロン大会2014

  第16回宮崎シーガイアトライアスロン大会2014に参加してきました。

 ついに念願のトライアスロンにデビューすることができました。(^_^)v

 前日12日(土)に、シーガイアワールドコンベンションセンターサミット2Fでの前日受付及び説明会に出席し、スイムキャップ、ランニングキャップ、パワーバーをいただきました。

 実は、スイムの練習が進んでおらず、さらに金曜日に岩石園の岩石を移動させたときに軽いぎっくり腰になっており、状況によっては「リタイヤも有り」と考えていました。
 そこで、敵情視察を兼ね、参加賞のスイムキャップ、ランニングキャップをいただき、大会費の損失を少しでも軽減しなくてはと思っての説明会への参加でした。
 なお、ランニングキャップは、日除けがついている優れものでした。

 会場のスポーツ用品のブースでゴーグルを新調しました。今まで3種類ぐらいゴーグルを買い換えたのですが、いずれも25mも泳ぐと水が浸入するのです。真水でも目がしばしばするのに海水だとなおさらでしょう。今度のゴーグルは良さそうな雰囲気でしたので、早速、トレーニングジムで大会前最後のトレーニングで試すことにしました。 ・・・・・ で、やっぱりダメでした。(-_-;)
 顔の堀が深いのか?目がくぼんでいるのか?良く分かりませんが ・・・ うまく行きません。(-_-;)

 帰宅してから、準備物をすべてチェックした後、車に乗せました。翌朝4時起きで、朝飯を素早く摂って、串間の借家より会場に向かう計画です。
 バイクやヘルメットにゼッケンシールを貼ったり、なんだかんだしている内に、12時を過ぎてしまいました。

 当日13日(日)、興奮気味で朝3時前に目が覚めてしまいましたが、もう1時間しっかりと睡眠をとることにしました。

  ・・・ が、目覚めてみると何と5時30分。1時間30分の遅刻です。朝食を摂ることもなく、急いで出発です。
 ところが、これが最大の失敗で、スマホを忘れてしまったのです。途中で気付くもバイクのトランジションエリアへの搬入時間等考えると取りに帰るようなゆとりもなく、そのまま会場に向かうことになります。
 スマホを忘れのため、家族への連絡が取れず、随分と心配をかけてしまいました。さらに、記録写真が一切撮れませんでした。(-_-;)
 途中コンビニで、おにぎりと飲み物を購入し、ついでにトイレも済ませました。(*^_^*)

 7時40分頃、会場に着きましたが、本部席近くの駐車場はすべて埋まっており、1kmぐらい離れた駐車場になりました。(-_-;)
 8時15分までに、バイクをトランジションエリアに搬入しなくてはならないので、駐車後直ぐにバイクに乗ってトランジションエリアを目指すことになりました。
 昨晩の内に、荷物をまとめていたので、バイクの移動搬入に手間はかかりませんでした。
 バイクを搬入したら、再度1km近く歩いて駐車場に戻り、おにぎりをいただきました。そして、レースウェアに着替えて、ウエットスーツ、ゴーグル、スイムキャップを抱えて、今度はスタート会場までの1kmを歩くことになりました。(-_-;)

 スタンダードクラスの1500mのスイムを観戦しながら、スイムを鍛え、いつかはこのクラスで出場したいものだと思いを募らせました。
 と同時に、大会直後から、救急車のサイレンが鳴り響くなど、スイムへの恐怖心が今更ながら重くのしかかってきます
 そこで、チャレンジコースの250mのスイム攻略を安全第一で以下のように考えました。
 ① 時間はかかっても、スイムのバトルに巻き込まれないように最後に出発する。
 ② 息継ぎ、ゴーグルの浸水等のため長く泳ぐことができないクロールは諦め、自分にとって最も遠泳できる横泳ぎで競技する。
 ③ 一気に泳ごうなどと考えずに、コースロープのブイを一つずつ辿っていく。 ・・・ です。

 スタンダードクラスの選手のほとんどが海から上がってきました。いよいよ、チャレンジクラスです。
 腕や脚にワセリンを塗り込み、ウェットスーツを着込みます。安全を考え、浮力を確保するためにフルスーツを着込んだため、この暑さの中、体が魔法瓶の中に閉じ込められたようになり、タイトであるはずのウェットスーツの足首と手首から、汗が止めもなく流れ出てきます。
 しかし、テストスイムの為入水してみると、少しひんやりして心地よい雰囲気です。
 さらに、体が信じられないくらい浮くのです。海水であることとウェットスーツの浮力のため、溺れようがないくらい体が浮くことが分かりました。
 スイムが苦手な選手にとって、フルスーツは必須アイテムですね。というか、スイムが苦手な人は、トライアスロンに参加してはいけないような気もするのですが ・・・ 待っててください、その内、上達して見せます!!
 テストスイムで、スイムへの恐怖心はかなり薄らぎ、クロールでもOKでは?という気持ちが出てきました。しかし、安全第一を考え、今回は初参加であるということと、スマホ忘れで家族への連絡体制が整っていないため、その気持ちを強固に打ち消し、原案通りの作戦に徹することにしました。

 スタートエリアでの待機が20分を超え、ウェットスーツの足首と手首から止めもなく流れ出る汗に喉の渇きが頂点に達してきます。スタート前から、こんな調子では先が思いやられそうです。
 でも、我慢ができずに、エリアロープをかいくぐり、目の前の給水所に向かいお水を一杯いただきました。なんと美味しい水だったでしょうか?もう一杯と言いたいところでしたが、多量の給水はレースに影響するため、控えることにしました。お礼を言って、振り返ると、同じ境地の選手が次々と給水所に向かってきます。みんな、我慢してたんですね。(^_^;)

 10時45分、チャレンジクラスのスタートです。
 予定通り、最後尾からスタートしたつもりでしたが、同じように考えていた選手が他にもいたようで、後ろに5名ほどの選手がいました。
 で、やはりというか、当たり前というか、腕は前の選手のバタ足に当たり、私の脚は後ろの選手の腕に当たりで、一端コースロープより離れざるを得なくなりました。
 この状態で、スイムを続けなくてはならないなんて、トライアスロンは、なんて過酷なスポーツなんだと思い知らされました。

 横泳ぎに徹していると、パドルサーフィンに乗って巡視しているライフセイバーのお兄さんから、「大丈夫ですか?」と声をかけられました。よっぽど悲壮な顔をして溺れかけているように見えたのでしょう。他の選手のほとんどがクロールで顔を下に向けている中、唯一顔を斜め上にあげながら、病気の鯉のように口をせわしげにパクパクしているものですから、ライフセーバーでなくても気に掛かるでしょう。この後、このお兄さんは、「大丈夫ですか?」、「残り ○○ m です。がんばってください。」と離れず着かずで、最後まで私を見守り続けてくださいました。ご心配かけて申し訳ございません。そして、ありがとうございました。

 風が強い割には、波は静かで潮流もほとんど感じることなく、スイム競技にはもってこいのロケーションだったと思います。
 途中途中ブイで小休止をしながら、ラスト20mくらいは、クロールも試すことができ、何とかスイムを終えることができました。

 フラフラとした足取りで、砂浜を歩きながら、ゴーグルを上げ、GPSウォッチを外して、ウエットスーツの上半身を脱ぎます。GPSウォッチを再び腕に着け、スイムキャップにゴーグルと耳栓を包み込み、給水所で頭から水をかけていただきました。リフレッシュですね。
 恐怖のスイムを何とかクリアし、後は陸の上ですから倒れても息はできます。(^O^)
 で、ここから、バイクを置いてあるトランジションエリアまでいくのですが、これが長い ・・・ 。スタンダードクラスの選手は、走っていましたが ・・・ 走る気力もありません。しかし、多くのギャラリーからの声援に押され、走らざるを得ません。これが、声援のパワーなんですね。気力を超えて、人は走れるのですね。ご声援いただいたみなさま、ありがとうございます。

 トランジッションエリアについて、まずはトランジッションバック(マラソンなどでも大会誌等を入れて配付される簡易ナップサック状ビニル袋、選手番号が貼られています。)に入れていたシューズ、ソックス、ゼッケンベルト、パワージェル等をすべて取り出し、空になった袋に、ウエットスーツ、スイムキャップ、ゴーグル等を詰め込みます。
 タオルで脚を拭き、ソックスとランシューズ(ロードバイク用のビンディングシューズは、無しです。)を履きます。ゼッケンが背にくるように、ゼッケンベルトを装着してヘルメットをかぶります。パワージェル等必要なものを背中のポケットに詰め込み、周囲に散らかったアイテムをすべてトランジッションバックに詰め込み整理したら、いよいよバイクの出番です。

 トランジッションエリアを少し出た地点にバイク乗車地点があります。そこまで、ハンドルの真ん中、ステム部分を掴んで走っていきます。
 バイク乗車地点からペダルも安定しない内に、右折の登りと左折が連続しおり、フラフラの体でバイクもフラフラしながらの進行です。
 しかし、その後は、徐々に加速し、バイクが風を斬って進み、火照った体が心地よく感じてきます。
 ランでは味わえない速さで、ギャラリーや高校生ボランティアの声援の中をハイスピードで通り抜けて行きます。ハンドルから右手を離して声援に応えます。ちょっとしたヒーロー気分で、いい気持ちです。(^_^)v
 バイクは、サンビーチ一ッ葉から、パークウェイを北進しトムワトソンGCクラブハウス手前を折り返す8kmのコースを2周します。ちなみに、スタンダードクラスは一ッ葉有料道路を走行します。きっともっと気分がよいでしょうね

 「トライアスロン競技では、このバイク競技の時に給水と補給をしっかりとっておくことが大切です。」との、解説が何処そのWebに記述されていました。
 ・・・ で、片手運転をしながら給水ボトルに手を伸ばし、スポーツドリンクを一口飲みます。不安定ながらもフラフラとすることなく、ちょっと満足。(^-^)
 ・・・ しかし、給水ボトルをボトルホルダーに装着するのに手間取ります。・・・ というか、3度ほど給水ボトルを落としてしまいました。その都度バイクを止めて回収です。ちょっと恥ずかしいシーンです。(>_<)
 ・・・ で、他のバイクを見てみると、給水ボトルがハンドル部分に着いていて、なおかつストローが装着されているのです。これだと、両手を離さず、ストローに口を持って行くだけで給水できます。なんでも、DHバーを付けてエアロドリンクシステムとか言うものを付けるそうですが、なかなかいいですね。次回はこれを新調しようと思いました。

 8kmのコースを2周し、バイク16kmを完走。再びトランジッションエリアに戻り、バイクを収納し、ヘルメットとバイクグローブを外し、今度はランキャップをかぶり、ゼッケンを前に向け、最後の競技、ラン3kmです。
 バイク競技で、腰をかがめた姿勢をとっていたものですから、ぎっくり腰の痛みがじわじわと効いてきました。ゆっくりと体に相談しながら腰を伸ばし反らせます。
 「ここまで来たら、たかだか3kmのラン。這ってでも完走しなくては意味ないですよ。」ということで、走り始めます。

 バイクのスピード感が残っているのか遅い。歩くよりも遅く感じられます。
 「止まりさえしなければ、歩いてでも完走できる距離。」と自分自身に言い聞かせながら走ります。
 バイクの時の爽快感とは雲泥の差です。左右の腕にマジックで書かれた選手番号から大粒の汗が吹き出しています。
 「こんげなこっちゃ、一週間後の、霧島・えびの高原エクストリームトレイルが思いやられます。」と自分自身を叱咤激励しながら走ります。
 エイドでは、帽子を脱ぎ、高校生ボランティアスタッフさんより頭から水をかけてもらいます。
 高校生ボランティアスタッフさんに助けられたランでした。ぎっくり腰を除けば、痙攣や筋肉痛などの痛みはないのだけれど、妙にランに力が入らない状態のままでゴールを迎えました。
 でも、トライアスロンデビューを見事完走することができました。自分にとっては新たな1ページです。

 ゴールでは、給水は当たり前ですが、冷やしたトマト、スイカ、パイナップルをいただきました。
 スイカ、甘くて最高! トマト 甘酸っぱくて最高! パイナップル ギンギンに冷たくて最高! でした。
 スマホを忘れて、記録写真がないのでゴール後の記念写真を1000円で購入しました。

 無事完走できたことを家族に知らせるために早く帰宅したかったのですが、すべての競技が終わるまでトランジションエリアにはいることが許されず、12時半過ぎまで他の部門(キッズ部門)の応援でした。
 かわいらしい小学生が本気になって競技をしているのをみるとほほえましく思いましたし、これが終わるまで、トランジションエリアに入っちゃいけないなと思いました。ガンバレ!キッズ!フレーフレー!キッズでした。

 すべての競技が終わり、やっとトランジションエリアへの侵入に許可が下り、ウェットスーツ類をトランジションバックにまとめ、バイク片手にエリア外に出たのが13時前でした。
 エリアの出入り口には、ボランティアスタッフさんが複数待機しており、一人一人のバイク、トランジションバック等のゼッケンを確認して下さいました。

 宮崎の我が家の駐車場に13時半頃着くやいなや、心配していたかみさんが出てきました。スマホを忘れた事情を説明したところ、インターネット中継で安否を確認していてくれたとのこと。本当にお騒がせしてしまいました。串間に残っている息子にも無事完走したことを連絡するとスマホは寝室にあるとのことでした。
 入浴後、着替えて遅めの昼食を妻と摂って串間に帰りました。

 本日のワークアウト 第16回宮崎シーガイアトライアスロン大会2014チャレンジクラス スイム 9分9秒(250m)、 バイク 43分39秒(16km)、 ラン23分5秒(3km)、 トータル 1時間15分53秒 でした。

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