早速受付を済ませようとしたのですが、雷を伴う激しい雨の為車中で待機しました。小雨を見計らって受付に向かったのですが写真のような有様で公衆トイレに避難したときの写真です。 18時からの前夜祭時には雨もあがり、ほっと一安心。しかし、地面はぐっしょり、水たまりもちらほら、明日のトレイルが心配されます。 前夜祭中盤で、食事が振る舞われました。昨年度の勝手知ってかみなさん、タケノコの皮で包まれた鶏おこわのおにぎりに集中。明日の朝食を兼ねて一人複数個という人がざらで、口にできない人も沢山いるようでした。近くにコンビニのない大会なので、みなさんそれぞれに工夫はしていると思いますが、九州脊梁山脈トレイルランin山都町のように、朝食をあらかじめ注文制にしていただけると良いと思いました。 9時頃には、車中泊し、2時半頃起床しました。トイレ、朝食、テーピングなどしていると直ぐに4時です。2回目のトイレに並び、携帯補給水1.5リットルのチェックを受け、スタートエリアに並びます。心配されていた天候も回復し、予定通り5時にスタート。 スタート直後しばらく県道一号線を降り、登山古道に入っていきます。最後尾に着いていたので、ゆったりとしたペースで進むことができました。 林の中に入ると、昨日の雨のため随所に水たまりが有り、路面は滑りやすくなっていました。登山古道は、狭く一列になって進むため、だらだらとした歩みとなります。トップの選手はきっとここを駆け抜けるに違いありません。 6時48分、日添林道入口ウォーターステーション(13.3km)に到着。曇り空のため、去年に比べ陽射しが強くなく快適な走りができましたが、ロードがウェットなためみなさんかなり汚れてきています。 登りは、ひたすら早歩きです。降りになるとみな一斉に走り出します。 8時20分、栗野岳ピクニック村第一エイド(24.2km : 関門9:00)到着。昨年度は、熱中症のため、ここでしばらく休みましたが、今年は水分補給後直ぐに出発しました。 栗野岳登山道入口に続く「日本一の枕木階段」ですが、選手にとっては魔の階段です。去年は、熱中症のため10段登っては座り込んでいたことを思い出しました。今年はそこまではありませんが、それでも3度は立ち止まり、登り切ったところで4~5分休みました。 栗野岳の登りに心身ともに今年も疲れてしまい、えびの高原ピクニック広場第2エイドの関門(34.3km : 12:00)に間に合いそうにありません。
栗野岳の降りからえびの岳に至るコース、特に沢沿いの道は写メを摂る余裕もないくらい過酷でした。泥沼の水たまりを始めこそ避けて通っていましたが、一旦汚れてしまうともうどうでも良いというか、冷たくてかえって気持ちが良いというか・・・その連続でした。
また、このコース林の中は迷路のようになっており、目印のテープも見落としがちな状態になっていました。時空をほぼ共有する選手が互いに声を掛け合って何とか迷子にならずにすみました。この状態で林の中を迷子になったら、レース復帰どころか生還も難しくなってしまいそうです。 えびの高原ピクニック広場第2エイドの関門(34.3km : 12:00)には、何とか30分前に到着し、スイカを10ピースぐらいいただき12時10分前に出発しました。こんなに沢山のスイカをいただいたのも子どもの時以来で、贅沢な話ですが、暫くはスイカ腹で吐き気がしていました。第2エイド直後の硫黄山への道は、登りの苦しさよりもスイカの消化の苦しさの方が大きかったような気がします。 硫黄山から見た不動池。昨年度もそうでしたが、今年も『必ず戻ってくるぞ』と言い聞かせながら写真を撮りました。
硫黄山を降りながら、白鳥温泉下湯第三エイドの関門(47.5km : 15:00)までの計算をします。このまま、てれてれ歩いていると直前で関門に引っ掛かりそうです。余裕を持って間に合うためには、林を抜けた後に待っている約7kmの降りの林道をひたすら走ることしかないと考えました。しかし、お腹にはまだスイカがゲップゲップ言っています。早く消化できることを祈りながら林を抜けていきます。
やっとの思いで林道にたどり着いたとき、走るしかないなと観念し走り始めます。足場を注意しながら一気に降っていきます。どうやらスイカも消化されてきたみたいです。降りの林道は、ほぼノンストップで通過することができました。 やっと、滝の位置までたどり着きました。第三エイドまで残り1.5kmです。
昨日の雨で、水かさが随分増えていましたが、渡ることができないわけではありません。今年は、足首までずっぽり浸かり、靴の泥を落とし、頭から水をかぶりリフレッシュしてエイドに向かいました。 14時35分、白鳥温泉下湯第3エイド(47.5km : 15:00)に到着しました。 登っては降ってを繰り返しながら進んで行きます。
同じ時空間を共有している数名の選手と抜きつ抜かれつ励まし合いながら過酷なコースを進んで行きます。
特に、憧れのUTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)に参加経験のある方の後ろに付きながら、ハアハアと息を切らしての登りがなかったらゴールできたかどうか怪しいものです。この方は、どんなに私が息を切らしていようと全く息が上がってないのです。こうあるべきなのでしょうね。だって、上位の選手は、この登りを走っているはずです。残念なことに私の体力が保たず、この方には途中「先に行って下さい」と告げ分かれることになりました。 白鳥山から観た六観音池。登りもあと少し、あとは、降りのみです。
どこでどうしたのか、ここで再びUTMFの経験者と会うことになります。不思議なことに、遅いはずの私が彼をどこかで抜いていたようです。
白鳥山までの最後の登りは、再び彼の後ろに付いて行きました。 18時31分47秒、何とかゴールしました。
ゴール後に、時空を共有した数人の仲間にお礼を言い別れを告げました。スタッフの方々は勿論、彼ら、彼女らに助けられた大会でした。 なんとかゴールなんですが、熱中症気味の昨年度より5分遅いのです。
えびの高原ピクニック広場第2エイドは、昨年度より25分早く到着しています。
白鳥温泉下湯第3エイドは、昨年度より20分早く到着しています。
不思議ですね。というか、今年は登りに力がなかったように思います。直ぐに息が上がり、ダウンしてしまっていました。
登りに強い足腰を作るトレーニングが必要ですね。 受付で、温泉券、パワーバー、ソフトクリーム割引券をいただいていたので、ゴール後は車中で着替えた後、早速温泉券を使ってえびの高原荘に行き一汗流しました。 参加賞のTシャツです。これを着て走りました。 本日のワークアウト 霧島・えびの高原エクストリームトレイル2014 走行距離 60km グロスタイム 13時間31分47秒 でした。
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