ルンルン気分で、走行していましたが、20km過ぎから足にタイトな違和感を感じ始めます。
下郷駐輪場エイドを目前に、足の痛みに歩きが入り始めます。
いつもは、足にテーピングをするのですが、足にテーピングをした後ソックスを履くとテープがめくれて初めからやり直しになったり、走行中に生じたテーピングの微かなめくれが、長時間の走行ではかなり足にダメージを与えたりと、結構、足回りは悩みの種です。
今回、この課題解決のために初の試みとしてテーピングの代わりにインナーソックスを使用してみました。10Km以内の短距離の試走では快適でしたが、20Kmを越えてきたところで、タイトに足を包むが故に、靴擦れを増幅させるような状況になったようです。
後から分かったことですが、両足のかかと内側付近に直径7センチ大の水ぶくれを始めとして、五本指のインナーソックスであったため、すべての足指のまわり等の皮がぶくぶくになっていました。
今は、本来のインナーソックスの使い方を十分に理解せずに使用したことが原因だと後悔していますが、その時は、本大会必勝アイテムとして絶対的自信で使用していただけに、身勝手ですが裏切られたようでショックは大きいものでした。
萩往還A250km_3/32_下郷駐輪場
走行距離 = 27.8km
残り距離 = 223.3km
予定通過時刻 = 21:30
実通過時刻 = 21:30
何とかエイドにたどり着き、アメとドリンクをいただきました。
次は、美祢高校前までの4.8kmです。
カエルの合唱を聴きながら田園内の自転車道をひたすら走行します。
足の痛みに、歩きが更に増えてきました。多くの選手に追い越されて行きます。
歩きが増えると、急に身体が冷えてきました。
また、身体が冷えてくるとお腹の調子が不安定になってきました。
足の痛みと寒さとお腹の調子を気にしながらのダークな走りになってきました。
5kmの走行が、非常に長い距離に思えてきました。
国道435号線の高架が見えてくるも、その下にあるエイドにたどり着くまでには、果てしない時間が流れたような気がしました。
萩往還A250km_4/32_美祢高校前
走行距離 = 32.0km
残り距離 = 219.1km
予定通過時刻 = 22:00
実通過時刻 = 21:52
走行距離が30kmを超え、コース全体の8分の1を消化しました。
少し先のコンビニで休息をとるために、本エイドは通過しました。
このコンビニのトイレは、店の外にあります。早速、トイレに駆け込み、用を足し、少し寒くなってきたので、上着を着込みました。
インナーソックスをめくると、靴擦れで水ぶくれになった足を発見。戦意喪失です。
それでも、まだまだ、これからだと自分自身に言い聞かせ、次のエイド西寺交差点を目指そうと決意します。
コンビニで、R1を購入したら、「頑張ってくださいね!!」と応援をいただき、温かいおにぎりを差し入れしてくださいました。ありがとうございました。
R1を一気飲みした後、温かくほこほこのおにぎりをかじりながら、暫く幸福感を楽しみながら歩きました。
そして、足の痛みはあるものの、今年は何かに守られていそうな気がするぞ、きっと完踏できるぞ、などと考えていました。
次の西寺交差点までは、12km弱です。夜のこの12kmは、景色も見えず、非常に長い12kmです。
足の痛みに加え、もう一つ予想に反した出来事が、完踏気力を阻害しました。
これも、事前の準備と確認不足がもたらしたことですが、走行ログをとっているエプソンのMZ-500の表示でした。
このエプソンのMZ-500は、優れもので、高精度モード、GPS毎秒測位で約46時間の計測、長時間モード、GPS間欠測位で約110時間の計測が可能です。
腕時計型のGPSとしては、長時間の計測ができ、長時間のマラニックには最適です。
スタート時に、GPSのスイッチいれても1日持たないから意味ないよねなどと言っていた多くの選手の声に、にんまりと優越感を味わったことを覚えています。
H27年度は、ハンディGPSの乾電池を要所要所で取り換えながら計測しましたので、今回は、その時の苦労と重量を考えると月とすっぽんです。
本大会は、48時間制限ですので、余裕をみて、MZ-500をGPS間欠測位、約110時間の計測可能をセレクトして走りました。
H27年度の時のように、GPSのスイッチを入れ忘れることなく、今回はスタートと同時に計測を開始。予定どうりです。
と、左腕のMZ-500を見るも、速度表示がでない。
GPSの計測はしているようだが、速度表示が出ない。
さらに、距離表示が、リアルタイムではなく、2~3分遅れで表示される!?
もう、お気づきですね。
GPS間欠測位ですので、毎秒リアルタイム表示とはいかない訳です。
当然のことですが、走行速度や距離をリアルタイムに参照しながら走りたいという目論見はここで大きく崩れ去ってしまいました。
西寺交差点までの12kmは、2~3分遅れで表示される距離を見ながら、もやもやとした気分で走行していました。
本エイド間の中間地点の門村の交差点だったでしょうか、左折の道案内にスタッフの方々が簡易エイドをつくられて待機しておられました。
疲れ果てている私を見て、わざわざゼッケンの名前を読み取り、「植木さん頑張って!! ここの女性のスタッフも植木さんだよ!! 親戚かい?」と声をかけてくださいました。
「そう言えば、H27年度もそのようにお声がけいただいたような気がします!!」と答えたら、「それはデジャブです!!」と大笑いでした。
落ち込んでいた気分が回復した一コマでした。スタッフさん、ありがとうございました。
お陰様で西寺交差点まで頑張ることができました。
萩往還A250km_5/32_西寺交差点
走行距離 = 44.0km
残り距離 = 207.1km
予定通過時刻 = 23:40
実通過時刻 = 23:45
やっと、フル1本分完踏です。残りフル5本分です。
コース全体の6分の1を消化しました。
エイドでは、素麺とドリンクをいただきました。
また、この後、豊田湖畔公園までの15kmは、ずっと、お店は無いので、給水ボトルにドリンクをいただきました。
この後、標高256mの丘を越え、豊田湖畔公園(関門時間 = 03:30)までの14.7kmです。
アップダウンのある山道ですが、うどん目指して頑張ることにします。
また、本エイドを出発するときに、トレランポールを準備しました。
しかし、後から考えると少々早すぎたように思いました。
とにかく、真っ暗な山道を、上りはトレランポールに頼りながら、下りは駆け足で黙々と我慢の走行となりました。
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