朝食を済ませ、給水し、海湧食堂から出てきたときは、すでに8時を回っていました。
次の俵島CP3までは、11kmです。さらに、俵島CP3から、9.3kmで川尻岬・沖田食堂CP4です。
川尻岬・沖田食堂CP4の関門は、12:30ですので、およそ20kmを4時間ちょっとで走行しなくてはなりません。
小刻みなアップダウンが連続する区間です。雨足も強くなりカッパを着用しました。だらだらと歩いていると関門に確実に引っかかるでしょう。
C70kmにエントリーされているスタッフさんから、海湧食堂前で、応援いただいたばかりです。 空元気を出して出発です!!
道元山の縁を回り、久津漁港に降りてきたときには、雨も上がって来ました。雨が上がると同時に、むかついていた胃腸も回復基調になり、朝食が完食できなかった事もあり、川尻岬・沖田食堂でいただけるカレーが無性に食べたくなりました。
食欲が出てくると、気力も回復し、上りはトレランポールで早歩き、下りは一気に駆け下るという、リズムに弾みがつき、程なく大浦漁港に到達しました。
時刻は9時頃でしたので、地域の方にもたくさん会うことができ、『おはようございます』のあいさつを積極的にしていました。
また、復路の選手と次々に出会い始めたので嬉しくなり、『お帰んなさい!!』、『行ってきます~!!』などとハイテンションに叫んでいました。
そして、叫べば叫ぶほど不思議と元気になる自分を感じていました。
また、この漁港で、民家の軒先でお茶をいただきました。さらに、私設エイドでコーラやレモン水もいただくことができ、気づけば平地も早くはありませんが積極的に走っていました。
しかし、この大浦漁港から俵島CP3の遠いことといったら大変でした。
俵島CP3は、大浦漁港の先に連なっている油谷島を2.5km程度時計回りに半周した地点となりますが、車一台が通れるくらいの急峻な山道を気が遠くなるほど上り下りし所にあります。
トレランポールがなかったら、小生の実力では諦めていたかもしれません。
また、このころ、僧侶姿に仮装した選手と言葉を交わし、前後しながら走行することができたことも幸いしました。
俵島CP3
走行距離 = 98.5km
残り距離 = 152.6km
予定通過時刻 = 08:00
実通過時刻 = 09:46
CP03
ビューは最高ですが、小刻みな上り下りの連続で疲れちゃいました。
あと1.5kmで走行距離が100kmを超えます。
残念ながら、給水タンクを積んだ俵島CP3の伝説のおばあちゃんには会うことができませんでした。
ですから、大浦漁港の私設エイドと民家のおばちゃんのところで、また小休止しようと、油谷島の残り半周を何かに取り憑かれたようにずんずんと走行していました。
私設エイドは閉鎖されていましたが、民家のおばちゃんのところで、おいしいお茶をごちそうになり元気をいただきました。ありがとうございました。
また、往路の選手に『おつかれ~』、『行ってらっしゃい~』とハイテンションに叫び俵島CP3を制覇した喜びを感じていました。
久津漁港に戻り、ここからは川尻岬の方へ左折します。
この角のお店で、またもやガリガリ君を買って、歩きながら食べました。火照った体にガリガリ君は最高でした。
この後、標高150m程度の丘を二つ越えて川尻岬・沖田食堂CP4に向かうことになります。
googleマップで事前に見ていた風景が目の前に広がってきます。しかし、googleマップでは、一気に目的地にたどり着けたのですが・・・・。実際に走行するとなかなかたどり着けません。
最後の丘を登りきり、水岬三叉路を左に一気に下ると川尻岬・沖田食堂です。復路の選手にエールを送りながらずんずん下って行きますが、帰りはこれを登るのかと思うとちょっとうんざり。
川尻岬・沖田食堂
走行距離 = 107.8km
残り距離 = 143.3km
予定通過時刻 = 09:40
実通過時刻 = 11:20
関門時間 = 12:30
CP04・記帳
食事は、カレーをおいしくいただきました。 胃腸がすっかり元気になりました!!
他の選手と話していると、胃腸がむかむかして海湧食堂では食事が進まなかった人がかなりいることがわかった。
きっと、気温と湿度が高すぎて軽い熱中症のような症状になっていたのではないかと思っています。
そのような状況が、雨が降ることにより、気温がずいぶんと低くなり解消され、体調が戻ってきたのでしょう。
川尻岬・沖田食堂からは、標高160mの畑峠を越えて10km先の立石観音に向かいます。
カレーを食べて、元気になったためか、水岬三叉路までの上りはさほど気にすることなく登ることができました。
水岬三叉路を左折した頃から、また、雨足が激しくなりカッパを着込みました。しかし、カッパを着ると蒸し暑くてたまりません。小雨になったらすぐに脱いでいました。
標高160mの畑峠を越えて一度、川尻漁港まで下ります。そして再び110m程度の丘を越え、立石観音に向かいます。川尻漁港からは、きっとあの丘を越えた向こう側の海岸辺りが立石観音だろうなと思いながら進みました。昼間の走行は、目標が目視できるのである種の安心感がありました。また、いくつかの小集団と行動を共にできたこともラッキーでした。
丘を越え、暫くすると眼下に立石観音が見えてきました。スマホを取り出し撮影しようとするのですが、カメラアプリが全く動きません。スマホ本体自体を再起動するも、再起動そのものの様子が時間がかかりすぎて様子が変なのです。再度再起動をかけながら先を急ぎます。何とかカメラアプリが動作しだしたときは、すでに海岸近くになってからでした。
立石観音
走行距離 = 117.8km
残り距離 = 133.3km
予定通過時刻 = 11:30
実通過時刻 = 13:10
CP05
H25年の視察以来、二度目の訪問となりますが、立石観音は圧巻でした!!
雨足が非常に強くなり、漁港の施設内で再度カッパを着込みます。また、自動販売機でドリンクを買って小休止しました。
これより標高0mから、標高100m程度の峠を2つ越え、さらに標高330mの千畳敷までの7.6kmは我慢の走行です。
いきなり急峻な坂道、誰一人走る人などいません。風も非常に強くなって、横殴りに雨が打ち付けてきます。
トレランポールを頼りに、とにかく我慢の登りでした。
そのような状態でしたが、少ない下り坂部分は、気丈にも走っていました。
雨と風は、標高が高くなるにつれ激しさを増してきました。
途中私設エイドで、あまいフルーツポンチのようなものをいただきましたが、あまりにもおいしくて、厚かましい話ですが3杯もおかわりをしてしまいました。ごめんなさい。そして、ありがとうございました。
千畳敷への道は、急峻な坂道なのですが、津黄峠を過ぎ交差点を左折した後の残り1kmは、超ウルトラ急峻な坂道!!喘ぎながら、千畳敷までの最後の行程です。
千畳敷
走行距離 = 125.4km
残り距離 = 125.7km
予定通過時刻 = 13:00
実通過時刻 = 14:53
CP06
フル3本分を完踏しました。
ここ千畳敷は、本コースの中間地点となります。 残りは、125.7kmです。
それにしても風がごうごうと音を立て冷たい横殴りの雨に、楽しみにしていたソフトクリームも取りやめ、急いで下山です。
この後は、一気に下り日置エイドに向かいます。
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