そうそう、この32.8km地点のコンビニでは、昨年度は、手作りのおにぎりを差し入れていただくなど大変お世話になりました。
そんなことを思い出しながら温かな気持ちになって走行していました。
西寺交差点に、24時までに到着したいのですが、これから10kmくらいはなだらかな登りです。
さらに、この区間灯りも少なく、雨で夜ですので、刺激の少ない風景が続きます。
この区間は、最初の疲労が現れボヤーと進むと豊田湖畔公園での最初の関門時間(03:30)を厳しくしてしまう区間でもあります。
ですから、小雨でしたが上下のレインウエアを脱ぎ、身体をクールにして、とにかく前へという気持ちで、200歩走って、50歩歩くを延々と繰り返していました。
門村の交差点を23:26に通過しました。
西寺交差点まで7km弱ですが、なだらかな登りはまだ5kmくらい続きます。
今年もスタッフさんに私と同じ名字の「植木」さんがいらっしゃいました。
昨年度もお世話になりました。デジャブですね。などと会話し、先を急ぎました。
こんな冗談もラスト萩往還なんだなと思いながら、門村の交差点を左折して行きました。
その頃からです、雨粒が大きくなりました。
もう、明日になろうとしているのにまだ雨が降っています。
ふらふらと歩きながらレインウエアの上着を取りだし羽織ろうとしていると側溝に落ちそうになりました。
横着は厳禁と立ち止まり、しっかりとレインウエアを羽織り、先を急ぎました。
しばらく進むと、最後の登りらしい坂が見えてきました。
ここを、登りきると西寺交差点までは、2kmくらいの下りが続きます。
ピークに達するや否や抑圧されていた気持ちが一気に爆発したように、ノンストップで西寺交差点まで駆け下りました。
平地に弱い小生にとって、下り坂って、駆け下るだけで幾人ものランナーをゴボウ抜きできて気持ちいいんですよね。
萩往還A250km(5/32)西寺交差点
走行距離 = 44.0km
残り距離 = 207.1km
目標時刻 = 23:40 ~ 00:23
通過時刻 = 00:16
エイドでは、素麺とドリンクをいただきました。
やっと、フル1本分完踏です。残りフル5本分です。
コース全体の6分の1を消化しました。
足のメンテをしようと辺りを見渡しましたが、雨のため座る場所もない状態でした。
また、縁石に腰掛けシューズのひもを緩め、しばらく足に休養を与えた後に先を急ぎました。
また、レインウエアも小雨になってきたので収納し、ここからは、ライトウインドブレーカーを着たり脱いだりしていました。
この後、標高270m程度の丘を越え、豊田湖畔公園(関門時間 = 03:30)までの14.7kmです。
昨年度は、ここでトレランポールを取りだしたのですが、今回は俵島まで温存することにしました。
また、昨年度も、ここでおバカしたのですが、今年もやらかしました。
というのは、スクイズボトルへの給水を忘れてしまったのです。というか、自販機でいいだろうと判断したのですが・・・
ほぼ、15km自販機は見当たりませんでした。
そういった意味では、唯一霧雨状態の天候が体温の上昇と咽の渇きを押さえるのに幸いしました。
登りは我慢の早歩き、下りは一気に駆け出す・・・を繰り返しながら、少しでも早い時間での第一関門クリアを目指して進みました。
3kmも進むと第1ピークに達し、一気に駆け下りました。
さらに、1kmも行くと第2ピークが現れ、4kmくらいずっと下りです。
得意の下り、というより、ここで稼いでおかないとテンションも下がり、関門に引っ掛かってしまいます。
ですから、先行するランナーを次々に追い越し一気に駆け下って行きました。
すると、背後より呼び止める声が聞こえました。
なんと、K氏です。やっと萩往還のコースでお目にかかることができました。うれしかったですね。
K氏とは、荒川橋前後を暫く、会話しながら進んでいましたが、まだまだ、下りが続くものですから、身体が自然に駆け足モードになり、K氏には失礼ながら、一気に駆け下って行ってしまいました。
この後、K氏とは、抜きつ抜かれつしながら、要所要所でご一緒することになりました。
暫く走ると、当面の目標にしていた鋭角に左折する百合野の三叉路が見えてきました。
豊田湖畔公園エイドまでは、少々登りになりますが残り2kmちょいです。
さらに進むとトンネルが見えてきました。
トンネルを抜けると、エイドは、目の前です。
まもなく、豊田湖畔公園の看板が見えてきました。
さらに進むと公園入口では誘導灯が振られています。
ガードマンの方に「ありがとうございます。」とお礼を言って、急坂を500mほど左折して行くとエイドが見えてきました。
萩往還A250km(6/32)豊田湖畔公園
走行距離 = 58.7km
残り距離 = 192.4km
目標時刻 = 01:40 ~ 02:35
通過時刻 = 02:25
関門時間 = 03:30
CP01・記帳
残りの距離が、200kmを切りました。
シューズのひもを緩めて、温かいうどんをいただきました。
食欲がなくおにぎりは携行することにしました。
次は、8.4km先の俵山温泉です。
公園のトイレと自販機を利用して先を目指しました。
公園入口の急坂を下り、誘導灯を振っておられるガードマンさんへお礼を言って、左折。
3km先の豊田湖を渡る橋までは、ノンストップで走りたかったのですが、身体が重く途中で挫折。
昼間であれば、新緑に囲まれた湖は、リフレッシュに最適なビューポイントなんでしょうけれど・・・
深夜、それも雨の中の湖には、どこか得体の知れない魔物が棲んでいるような・・・
歩調が緩むと、妙な妄想が次々と湧き出てくるものですから、努めて急いで豊田湖を後にしました。
怖がりの小生にとって、豊田湖を渡る橋は、湖に引き込まれないかと恐怖のどん底でした。
橋を渡り終えて、県道34号線を登って行きました。後5kmです。
H27、H29は、トレランポールを使っていましたが、今回は、まだ使用していません。
基本登りでしたので、200歩走っては50歩歩くを繰り返し、クネクネとした県道をGPSで距離を確認しながら進んで行きました。
何度も県道を曲がりくねって進むと、俵山温泉の看板が見えてきました。
右の急坂を登り切った600m先がエイドです。
到着時刻はすでに4時を刻もうとしていました。
萩往還A250km(7/32)俵山温泉
走行距離 = 67.1km
残り距離 = 184.0km
目標時刻 = 03:00 ~ 03:59
通過時刻 = 03:58
エイドでは、ドリンク、饅頭をいただきました。
イスに座らせていただいて、シューズを脱ぎ、ソックスをまくり上げ、キズパワーパッドを何枚か張り替えました。
20km先の油谷中に、着替えとシュッズ、ソックス一式をデポジットしていましたので、それまでの応急処置を行いました。
10分以上滞在したと思います。
次は、12.7km先の新大坊です。
まずは、3.7km先の標高268mの砂利ヶ峠まで、我慢の上りです。
その後は、日本海に向けて基本的にず~っと下り道です。
エイドを出たら、前方のランナーと白線と地図ロイドを頼りに、確実にコース取りを行いました。
ここ何年も前から相変わらず工事中の砂利ヶ峠へ向かう懐かしいコースを確認し、200歩走っては50歩歩くを繰り返し進んで行きました。
暫く進むと、砂利ヶ峠の500m手前に私設エイドが開設されていました。
ドリンクをいただき、この先に砂利ヶ峠の急坂があることを確認。
あと、1kmも進めばピークに達するはずです。
最後の200mくらいは、前方姿勢になり、はあはあと息を切らせながらの登山状態でしたが、ピークが見えてきました。
そして、ピークに達するや否や一気に駆け下り始めました。
国道491号線に出たところに多分私設エイドがあるはずです。
そこまでは、ノンストップで、一気に下りたいと思います。
まだ、夜明け前の山道をヘッドランプの光を頼りに、息を切らせながら、右へ左に身体を傾けながら気持ち良くランナーを次々と抜き去り、ガンガン下って行きました。
標高260mの砂利ヶ峠から、標高110mまで約3km下った国道491号線沿いに私設エイドはありました。
はあはあと、背中で息をしながらドリンクをいただきイスに座って小休止させていただきました。
と、目の前にK氏です。ビックリポンです!!
何処で、追い抜き追い越されたのか、再びご一緒させていただくことになりました。
暫く、一緒に走って行きましたが、基本下りのこのコース、あくまで基本下りで、大坊ダム前後は小刻みなアップダウンがあり、急坂下りで力を使い果たした小生にはちょっと辛いものがありました。
そこで、K氏に先に行くよう促して小生は暫く、歩きに徹しました。
大坊ダム横にも私設エイドがありました。
空も明るくなり、ドリンクをいただき、少し元気が出てきました。
新大坊エイドまで、残り3.4kmです。
この後の下り坂は一気に駆け下りたいと思います。
遠くに日本海と油谷湾が見えてきました。
下り坂が緩くなり、エイドが近くなってきましたが、平地になってきました。
またもや、200歩走っては50歩歩くの繰り返しです。
萩往還A250km(8/32)新大坊
走行距離 = 79.8km
残り距離 = 171.3km
目標時刻 = 04:40 ~ 5:54
通過時刻 = 05:55
エイド前のトイレで顔を洗ってすっきりさせました。
エイドでは、イチゴを数粒いただきました。美味しかった!!
胃がムカムカして、美味しそうな湯豆腐は食べることができませんでした。
エイドの写メも忘れてしまって、出発した後に振り返って撮りました。
通過時刻もこの写メのタイムスタンプですから、実際にはもう少し早かったと思います。
次は、7.1km先の海湧食堂ですが、先にその200m先の油谷中学校跡(関門時間 = 08:30)に行き、CP02、記帳、荷物受取を済ませて朝食を摂りたいと思います。
日本海を眺めながら、小刻みなアップダウンを走行します。
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