2018年5月9日水曜日

H30萩往還マラニック250km完踏記その2


 萩往還A250km(0/32)香山公園・瑠璃光寺
 走行距離 =   0.0km 
 残り距離 = 251.1km 
 目標時刻 =  18:00 
 通過時刻 =  18:00
 スタート地点

 第1集団、18時00分でのスタートです。
 これより、0泊48時間、251kmの旅へ出発です。
 まずは、上郷駅前エイドまでの13.2kmです。

 小雨の中、多くのランナーがレインウエアを羽織っています。
 雨が顔にかからないようにフードを目深にすると、視界が狭くなり前のランナーについて行くのがやっとの感じ。
 ですから、非常にゆったりとしたスタートとなりました。

 

 今回の走計画は、下図の通りです。
 目標通過時刻は、自分なりの頑張りタイムと萩往還のコース地図に載っている一番遅いタイムを併記しました。
 また、結構遅くても諦めずに走ると完踏できる証拠として、H27年度に完踏したときの自己のタイムも参考として記載しました。
 今回は、これをプリントアウトしたものとスマホに保存して臨みました。

 また、平成29年度のリタイアを反省し、今回は「関門アウトになることがあっても、自らリタイアは絶対にしない!!」と固く心に決めました。
 さらに、昨年リタイアに追い込まれた原因のひとつとしての靴擦れ対策として、大小各種のキズパワーパッドを準備しました。

 

 「いってらっしゃ!!」との沿道からの多くの方々のエールに、「行ってきま~す」を手を振って応えながら進みます。
 山口駅前を通り、椹野川の河川敷を下るころには、第2、第3ウェーブのランナーにかなり追い越されていました。
 
 小雨のため気温はそれほど高くなかったのですが、レインウェアのせいで、熱と湿度が身体に溜まり、出だしから少々重い走行となりました。
 しかし、雨は2時間もするとあがるだろうとの淡い期待とも思える予想と、「今走った距離の50倍を走らんといけんちゃな・・・」などとつまらぬ計算をしながら河川敷を下っていました。
 
 雨雲のため、辺りは第1エイドに到着する前から暗くなってきましたが、雨の中立ち止まってヘッドランプを装着する気にはなれず、他のランナーの灯りを頼りに走行しました。
 右に左に水たまりをうまく避けることで、気を紛らわして進んでいたように思います。
 前方集団が、大きく右折し出し、間もなくすると中国自動車道高架下をくぐり、国道9号沿いの歩道に到着。
 第1エイドの灯りと賑わいが見えてきました。


 萩往還A250km(1/32)上郷駅前
 走行距離 =  13.2km 
 残り距離 = 237.9km 
 目標時刻 =  19:30 ~ 19:45
 通過時刻 =  19:45
 エイドでは、ドリンクとあんパンをいただきました。

 雨でシューズが濡れたせいか靴擦れを感じ始めたので、さっそく上郷駅の待合室に座り込み、シューズを脱ぎ、ソックスをめくり、キズパワーパッドを小指、親指の付け根、かかと内側に丁寧に付け、ソックスをうまく重ね、シューズを履き直しました。
 さらに、辺りが暗くなってきたので、ヘッドランプを着用しました。
 年を取って目が悪くなってきたので、ヘッドランプは、軽さよりも明るさを重視しました。
 
 ここまでの作業で、15分程度は優に過ぎた感じでした。
 通過時刻19:45は、ここを出発する時刻ですので、まあ、よしとして、出発しました。

 まずは、地下道を通り国道9号線を横断です。

 この後、標高126mの二本木峠を越えて、湯ノ口までの8.6kmです。

 ヘッドランプは、レインウェアのフードの上から着けるべきだったのだろうか。
 というのも、フードの下にヘッドランプを装着したものだから、雨を避けるためにフードを調整し直す度に、ヘッドランプの光がフードに反射し眩しい思いをしたからです。
 つまらぬ、自問自答が結構このジメジメとした道のりから逃避するために役立ったような気がします。
 いずれにせよ、雨はもうすぐ止むものと信じ切っていたので、フードの上にヘッドランプを着け直すことは実際には行うことはしませんでした。

 それより、軽さよりも光量を重視したヘッドライトを選択して正解でした。
 この県道28号線を北上して行くルートは県道そのものではなく、半分は県道と並行して走る自転車道や旧道のような道を走行して行きます。
 それでなくても暗い道が、雨のため所々泥濘んでいたり、落ち葉が溜まっていたりでしたから、明るいヘッドランプは大助かりでした。

 それにしても、止むはずの雨は一向に止みそうにありません。それどころか時折大粒になるのが許せませんでした。
 中国道高架下から二本木峠までが、かなり降ったかな。
 それでも、苦しい峠を登りきれば、下りは稼ぎ時、しっかり走って行くと左に第2エイドの灯りが見えてきました。


 萩往還A250km(2/32)湯ノ口
 走行距離 =  21.8km 
 残り距離 = 229.3km 
 目標時刻 =  20:40 ~ 21:03
 通過時刻 =  20:56


 エイドでは、バナナ、ドリンクをいただきました。 
 やっと、ハーフ1本分完踏です。
 次は、下郷駐輪場までの6.0kmです。

 昨年度は、この辺りから靴擦れが我慢できなくなるくらい痛くなってきました。
 インナーソックスのせいだろうかとか色々考えましたが、最終的に思うのは、練習不足と加齢に伴う足の耐久性の低下が原因だと考えています。
 ですから、雨対策も有り、今年もインナーソックスをしっかり履いてきました。
 いずれにせよ、対症療法的な対応として、今回はキズパワーパッドを準備しましたが、今のところそれなりの効果を得られているように思います。

 十文字を過ぎ小田長谷分岐を秋吉方面に左折すると、右手は崖、左手下は厚東川の流れを感じる夜は少々不気味な細い下り道に出ます。
 エイドは2kmほど下りきった先です。ヘッドランプに映し出される崖から浸みだしてくる雨水を避けながら、ガンガン下って行きます。


 萩往還A250km(3/32)下郷駐輪場
 走行距離 =  27.8km 
 残り距離 = 223.3km 
 目標時刻 =  21:30 ~ 21:57
 通過時刻 =  21:48


 エイドでは、バナナ、ドリンクをいただきました。 
 次は、美祢高校前までの4.8kmです。

 夜は目標物のないフラットな田圃のど真ん中の道を延々と走行します。
 平地を走るのが最も苦手な小生にとっては、苦痛な区間でした。
 200歩走って、50歩歩くを延々と繰り返していました。

 国道435号線の高架が遙か前方に見え始め、高架下のエイドが近づいてきたことが分かりました。
 しかし、行けども行けども、近づかず変わらぬ風景に少々うんざりです。
 畦道の前方が塞がり、後続のランナーと話し合い、左折を選び進みます。
 雨のためコース目印の白線が当てになりません。少々不安。
 しばらく進むと、高架下のエイドの灯りが見えてきました。


 萩往還A250km(4/32)美祢高校前
 走行距離 =  32.0km 
 残り距離 = 219.1km 
 目標時刻 =  22:00 ~ 22:34
 通過時刻 =  22:24


 エイドでは、ドリンクをいただきました。
 30kmを超え、コース全体の8分の1を消化しました。 
 次は、500m程先のコンビニで再度休息をとり、西寺交差点までの12.0kmです。

 コンビニの屋外トイレで小用を済ませ、ヨーグルトとおにぎり2個を買いました。
 足のメンテを行いたかったのですが、駐車場はずぶ濡れでドップリと座るところもなし。
 縁石に腰掛け、靴紐を緩めて、食事をし、少しだけ休んで22:32に出発しました。
 なお、少々雨は降っていましたがレインウエアの上下を、ここで脱ぎました。 

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