2018年5月13日日曜日
H30萩往還マラニック250km完踏記その6
萩往還A250km(20/32)宗頭文化センター
走行距離 = 176.2km
残り距離 = 74.9km
目標時刻 = 22:00 ~ 00:44
到着時刻 = 00:25
関門時間 = 04:00
記帳・荷物受取。
食事は、味噌汁とおにぎりを美味しくいただきました。
と、報告したかったのですが美味しそうな食事を前に、ダッシュしたせいもあるのかムカムカして食事をお断りしてしまいました。 (今回写メは撮り忘れていますので、H29の写メで代用です。) 雨で湿った衣服を取り替えるためデポジットしていた荷物を受け取り、着替えセットを取りだしお風呂に駆け込みました。
脱衣場でフラフラしながら、油谷中から身に付けてきた衣服を脱ぎ去り、ビニル袋に詰めました。
座り込んでソックスを脱ぐと、キズパワーパッドを一枚一枚剥ぎ取りました。
幸いにも、まめはできていませんでした。 脱力感満載で浴室に向かい、かけ湯をいただくと、お湯の温かさが神経を伝わって全身を駆け巡っていくのが良く分かりました。
さらに、頭らお湯をかぶると、身体全体にリフレッシュ感が蘇ってきました。
ゆっくりと湯船に身体を沈め、この後のことを考えました。 宗頭を1時に出発したとして、残り約75kmのすべての区間を毎時5kmで歩くと15時間ですのでなんとか完踏できそうです。
しかし、萩往還道の上りも下りも、毎時5kmを維持できるかというと難しいものがあるでしょうし、昼間の暑さも気になるところです。
いずれにせよ、宗頭に長居は無用だという結論に達しました。 着替えを済ますと座敷にもどり、キズパワーパッドを一枚一枚丁寧に貼り付け、インナーソックスと通常のソックスをキズパワーパッドがめくれないように慎重に重ねました。
さらに、両膝にテーピングを施しました。
また、ヘッドランプとスマホのバッテリーを取り替え、GPSウォッチを交換しました。
実は、後から気付くのですが、このGPSウォッチを起動したときにGPS取得を待たずにインドア設定でスタートさせたため、残念ながら宗頭から後のログにGPS情報が抜け落ちることになってしまいました。 さらに、この後は疲れ切ってしまい、写メを撮る元気もなく、情報が極端に少なくなっています。
よって、正確な時間や場所の特定が不明確なままの記載になっている部分が多数存在することになります。 荷物を整理し、出発する準備を整え、お味噌汁だけいただくことにしました。
お味噌汁の塩気と香りが口一杯に広がり、幸せな気持ちになりました。
口と喉は最高に幸せとなったのですが、胃は全く受け付けなく、残念ながら手洗いで吐き出してしまいました。スタッフさんごめんなさい。 出発時刻 = 01:15
スタッフさんにお礼を告げ、荷物を預け、雨が止んでいることを確認して出発しました。
次は、3.3㎞先の藤井商店です。 宗頭文化センターを右折して、交通整理をしていたスタッフさんにお礼を告げ、地図ロイドのGPS取得を確認しながら歩き始めます。
スマホがなかなかGPS信号を取り込まないことにイライラしながら進んでいると、後方からスタッフさんの声が響きます。
振り返ると、前方二股の道路の右側を走行するように教えてくださっていたのです。
スマホがGPS信号をなかなかキャッチしないものですから、地図ロイドも現在位置を示すことができず迷子状態でした。
説明会でも、この道の左側を進んで、とんでもなくコースアウトした事例が紹介されていたことを思い出しぞっとしました。
スタッフさんにお礼を言って、右側の道をチョイスしました。その後程なくGPS信号を取り込み地図ロイドが道案内をし始めました。 深夜のコース、路面は雨に濡れ、湿った寒気が少々おどろおどろしい雰囲気でした。
一人で走行していることに少々不安になったのか、遙か前方のチカチカバッチの集団を何時しか追いかけていました。
4~5名の集団に追い付くと、程なくチェックポイントが近づいてきました。
チェックポイントが近づくと、集団を抜け出し誰よりもはやくチェックしていました。
萩往還A250km(21/32)藤井商店
走行距離 = 179.5km
残り距離 = 71.6km
目標時刻 = 23:00 ~ 02:58
通過時刻 = 不明(02:00頃と思われる。)
CP09 (残念ながら写メなし。) 昨年度は、宗頭でリタイアしましたので、ここから先は、平成27年度以来です。
これから先は、真っ暗で急峻な林の中を、標高231mの鎖峠を越えて、9.1km先の三見駅を目指します。 そういえば、平成27年度は、鎖峠を超えたら、三見駅まで、一気に駆け下りましたね。
途中、私設エイドにお世話になりました。また、三見駅直前でコースアウトしました。
そんなことを思い出しながら、林の中を登って行きました。 先行する選手のチカチカバッチを目視したので、トレランポールを使って一気に追い付きました。
沢から冷たい風が吹き揚げ出しました。
ウィンドブレーカーを着用しようかと迷いましたが、せっかくの先行のランナーに遅れをとりたくないのでそのまま走行しました。 寒さを我慢しながら、先行するランナーに黙々と引っ張られて付いていくと、ほどなく国道191号線に到着し左折。
鎖峠のピーク(231m)に到着したら、一気に駆け下るぞ・・・と構えていましたが、なかなかピークに達しません。
鎖峠のピークは、先程の左折地点より、1.1km先なのですが、H27の感覚では直ぐだったという誤った記憶が邪魔をしました。 先行するランナーともピークがやけに遠いですねと会話しながら先を急ぎました。
程なく鎖峠の看板が現れ、道路の先が弧に隠れ、明らかにピークに達したようです。
こうなれば、しめたものです。予備のエンジンをフル回転して一気に駆け下りはじめました。
幾つものグループに瞬時に追い付き、追い越していく感覚は最高です。
気持ちの高揚とともにギアーはどんどんあがり、呼吸が激しくなってきます。
どこかで、停止したいのですが停止するきっかけが掴めなく、私設エイドが早く現れてくれることを待ち望みながら駆け下っていました。 2kmくらい駆け下ったところに私設エイドが開設されていました。
変な意味、やっと止まれると思って、私設エイドに感謝しながらドリンクをいただきました。
それから、さらに1km程駆け下ると、高架橋下に達し、ここからは、呼吸を整え、地図ロイドを起動させ、H27年度の時のように迷うことなく三見駅にたどり着く準備をしました。 残り1.5kmぐらいです。地図ロイドをながめながら走行していると、またもや先行するランナーを発見。
すぐさま、後を追いかけ、後ろをついて行きました。
暫くして、民家横の路地を走行していると、ありがたいことに三見駅こちらの手作り看板が設置されており右折。
奥まった左手に三見駅が現れました。
萩往還A250km(22/32)三見駅
走行距離 = 188.6km
残り距離 = 62.5km
目標時刻 = 00:40 ~ 4:55
通過時刻 = 不明(3:20頃と思われる。)
CP10 (残念ながら写メなし。) エイドでは、ドリンクをいただきました。
また、公衆トイレを利用させていただきました。
持病の痔と肛門付近の皮膚が擦れてピリピリした痛みが走っていたので軟膏を塗りました。(恥ずかしいけど深刻な悩みなんです。) 次は、細い道を通って、丘一つ越え、海岸沿いを通り、7.1km先の玉江駅前です。
いよいよ萩の町です。本大会も終盤に差し掛かってきました。
しかし、この区間もわかりずらいコースです。地図ロイドが道案内してくれるでしょう。 地図ロイドで確認しながら、三見駅から先の細い道を走行していると男性2名、女性1名のグループが後方より近づいてきました。
しっかりと、ジョギングしています。実力のあるランナーはこれなんだろうなあと思いながら暫く後ろを付いて行きましたが・・・途中で断念。
やっぱり、200歩走っては、50歩歩くに戻ってしまいました。 暫く進むと山の中に入っていきましたが、こんなに山の中が長かったかなとH27の記憶をたどりながら走行しました。
山の中ではありましたが、まわりの山が低い為でしょうGPSの電波は着実に取得でき地図ロイドは正規のルートを通過していることを示していたので安心でした。
そう言えば、H27では、この辺りで幻覚を初体験したのが懐かしく思い出されました。 H27幻覚で見えていたガウディがデザインしたような奇抜なアパートは何処だったのだろうかと辺りを見渡しながら走行しました。
しかし、軽自動車一台がやっと通れるくらいの両側に木々が迫っている狭くて真っ暗な道にその影さえ見当たりません。
そうなんです。H27より1時間以上も早くこの区間を走行しているために、周りの風景は一切見えないのです。 それに気付くと、完踏への期待が益々高まってきました。
何時しか、丘のピークを過ぎ下り坂です。
余力で駆け下り、線路を渡ると海岸が見えてきました。 私設エイドでドリンクをいただき先を急ぎます。
その後、2回ぐらい線路を横切り、断崖絶壁の海岸沿いを通り、トンネルを抜けると家並みが見えてきました。
ようやく明るくなり始めた路地を随分進んだところに玉江駅がありました。
萩往還A250km(23/32)玉江駅前
走行距離 = 195.5km
残り距離 = 55.6km
目標時刻 = 02:00 ~ 6:24
通過時刻 = 04:38
やっと萩の町に出てきました。
エイドでは、ドリンクをいただきました。 何人かのランナーがイスに座ったまま仮眠していました。
小生もイスに座って、暫くシューズを脱ぎ足を休めました。
ここからB140km部門の選手と合流です。
B140km部門の選手からA250km部門の選手に送られるエールと羨望の眼差しは、完踏への何よりのエネルギーです。
次は、3.0km先の浜崎緑地公園です。
辺りは、かなり明るくなってきました。
常盤橋を渡り、ひたすら直進。
200歩走っては、50歩歩くの繰り返しです。 菊ヶ浜に入ると、朝の散歩をされていた地元の方から「どこから走ってきたの?」と問われ、「瑠璃光寺から、豊田湖、俵島、千畳敷、湯本温泉、青海島を巡り、今から、笠山にいって、萩往還を通って再び瑠璃光寺に戻る251kmの大会です。」と伝えると目を丸くされていました。 浜崎緑地公園は、もう目の前です。
萩往還A250km(24/32)浜崎緑地公園
走行距離 = 198.5km
残り距離 = 52.6km
目標時刻 = 02:40 ~ 7:26
通過時刻 = 不明(05:15頃と思われる。)
CP11
あと1.5kで200km超えとなります。
トレランポールを樹木に立てかけて、チェックシートをチェックし、トイレを利用しました。
次は、8.9km先の虎ヶ崎・つばきの館(関門時間 = 13:00)です。
美味しいカレーを目指して頑張ります。 浜崎緑地公園を出発し、T字路を右折し、ふと何かおかしいことに気付きます。
チェックシートをチェックした。なんだろうと自問自答してみます。
トレランポールを樹木に立てかけたままにしてきたのです。 往復約500mの無駄な走行をして、我が相棒のトレランポールを取り戻しました。
萩往還道できっと役立つはずです。 200歩走って、50歩歩くを繰り返して進みます。
B140の選手から、次々と「お帰りなさい」、「頑張ってください」と声をかけられます。
立ち止まることなんてできません。
B140の選手のエールに「おはよう!」、「おつかれさま!」と応えながら、しっかり前を向いて進みます。 笠山の急坂をトレランポールを使って登って行きます。
エイドは、この山の真後ろです。
今度は、急坂を下って、ぐるーと回るとつばきの館が見えてきました。
萩往還A250km(25/32)虎ヶ崎・つばきの館
走行距離 = 207.4km
残り距離 = 43.7km
目標時刻 = 04:20 ~ 08:59
通過時刻 = 06:59
関門時間 = 13:00
CP12・記帳
フル5本分を完踏しました。残りは、44km弱です。
美味しいカレーをいただきたかったのですが、胃が受け付けそうもなかったのでうどんをいただきました。
今回は、しっかり食べることができたので、安心しました。 食後、外のイスに座って、シューズを脱ぎ暫く足を休ませました。
次は、8.3km先の金照苑・東光寺前です。 つばきの館からの帰路は、少々トレイル状のコースを走ります。
足裏は相変わらず、ずっと痛かったのですが、まめもできず膝も故障することなくここまで来ています。
萩往還道のため、こんなところで故障したくないので慎重に進みました。 笠山からの急坂を下り、道路に出たら、200歩走って、50歩歩くを実直に実行しました。
良い天気になり、陽射しが強くなりました。
ここまで来ると暑さによるダウンだけが心配です。 途中コンビニで、アイスを買って一息つきました。
東光寺まで、後2kmぐらいでしょうか。
そうそう、今年は、東光寺に通じる小さな鉄製の橋が安全性に問題があるとのことで通行禁止になっており、200mくらいの迂回をすることになりました。
コース全体251kmからみれば、小さなことなのですが、疲れ果てている身にとっては100mでも短い距離になってほしいものです。
などと考えていると東光寺が見えてきました。
萩往還A250km(26/32)金照苑・東光寺前
走行距離 = 215.7km
残り距離 = 35.4km
目標時刻 = 07:30 ~ 10:41
通過時刻 = 不明(08:45頃と思われる。)
CP13 (残念ながら写メなし。)
エイドでは、ドリンクをいただきました。
次は、0.9km先の陶芸の村公園です。 0.9kmですから、急坂をトレランポールで登ると直ぐにエイドが見えてきました。
萩往還A250km(27/32)陶芸の村公園
走行距離 = 216.6km
残り距離 = 34.5km
目標時刻 = 07:40 ~ 10:51
通過時刻 = 08:59
CP14
エイドでは、ドリンクをいただきました。
最後のチェックポイントです。チェックシートにすべてのチェックがなされたことを確認してウエストポーチにしっかり格納しました。
次は、4.0km先の村田蒲鉾店です。
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