2014年5月19日月曜日

2014長崎橘湾岸スーパーマラニック春のL173(完走記7)

 次は、茂木支所チェックポイント5(116.8km)から、22.0km先の飯盛峠香田チェックポイント6(138.8km)です。

 途中、山川河内橋エイド16(124.4km:無人エイド)と網場日見公園エイド17(130.0km)の2つのエイドがあります。

 また、本コースは、70m及び130mの丘を中心に、小刻みのアップダウンを繰り返しながら、一旦海岸沿いまで降り、最後に標高150mの飯盛峠まで登るコースになります。

 茂木支所チェックポイント5(116.8km)を出発したのが、3時前でしたので、まだ真夜中。
 脚は、すでにぼろぼろの状態でしたが、幸か不幸か、無意識状態(ある種のランニングハイ)のまま進んでいたような気がします。
 山川河内橋エイド16(124.4km:無人エイド)の記憶はありません。

 空が白々とし「夜が明けだしたな。何とかリタイヤする気持ちを押さえ、朝を迎えることができたな。」などと思いながら進んでいくと、目の前に網場日見公園エイド17(130.0km)が在ったような雰囲気でした。

 網場日見公園エイド17(130.0km)では、豚汁とおにぎりをいただきました。
 なんだか、別世界より、この世に生き返ったような気分でした。

 しかし、まだ無意識状態(ある種のランニングハイ)から目覚めていないようで、記録写真を撮ることを忘れていますし、本エイドからのスタートを真反対に進もうとし、ボランティアスタッフさんに、方角を正されてしまいました。
 ありがとうございます。あのまま進んでいたら・・・と思うとぞっとします。

 網場日見公園エイド17(130.0km)から、飯盛峠香田チェックポイント6(138.8km)までの8.8kmも、厳しいコースでした。
 トレランポールを頼りに、黙々と登っていたようです。と言うより何も考えることができなかったと言うのが正解かもしれません。

 ただ、妙なことを覚えています。それは、網場日見公園エイドと飯盛峠香田チェックポイント6の間の在るはずのない幻の中間地点のエイドを求めて、進んでいたことです。
 坂道を登りながら、まず、中間エイドまで頑張ろう。そして、一休みして、頂上まで頑張ろう。と必死に自分自身に言い聞かせながら登っていたような気がします。

 ですから、飯盛峠香田チェックポイント6(138.8km)を目の前にしたときは、てっきり、その中間エイドだと思いました。でも、そうではなく、飯盛峠香田チェックポイント6だと知ったときは、狐につままれたような妙な気分というか、一気に、飯盛峠香田チェックポイント6に到着しており、得した気分というか不思議な気持ちで一杯でした。

 きっと、まだ無意識状態(ある種のランニングハイ)を引きずっていたのでしょう。心身ともに疲れ果てたとき、人はこの無意識状態(ある種のランニングハイ)により、心身を保護するのかな?と後になって思っています。

 飯盛峠香田チェックポイント6及びエイド18
 走行距離 = 138.8km、残距離 = 34.5km
   予定時刻 6:40、到着時刻 6:55
 フル、3回分以上走りました。
 残りは、フル1回分もありません。
 故障さえしなければ・・・、ゴールが見えてきた瞬間でした。

 ボランティアスタッフさんに、写真を撮っていただきました。
 とても100km以上走って疲れた人の顔には見えなく、結構しっかりしたというか、穏やかな?顔をしているので自分でもびっくりです。
 これも無意識状態(ある種のランニングハイ)の影響?・・・

 また、雨が降りだしました。暑いよりは、ましだと思いました。
 すっかり明るくなったので、ここで、交通安全のために身に付けていた萩往還のピカピカバッチ4個を収納しました。
 ヘッドランプは、網場日見公園エイド17(130.0km)で収納したような気がします。

 そう言えば、この時、エイド近くの地面に空き缶のふたのようなものが落ちており、それを、どう見違えたのか他の選手が落とした萩往還のピカピカバッチだと信じ込み、ボランティアスタッフさんに、しきりと拾うように懇願し、ゴミを拾わせたエピソードを思い出しました。
 やっぱ、尋常でなかったようですね。きっと、無意識状態(ある種のランニングハイ)だったのでしょう。

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