2017年11月16日木曜日

H29W273完踏記その2

 11月1日(水)、9時、宮崎の自宅より、長崎のホテルに向かって出発。必要な荷物及び車中泊セットは前日までに積み込み済み。
 幸運なことに、11月1日(水)より3日(金)まで、勤務なし。

 4日(土)は、年休をいただき、5日(日)は、勤務です。
 ですから、4日夕方に276km走り切り小浜にゴールし、その足で、宮崎へ向けてGO。

 そして、5日の朝は、少々足を引き引きずりながらも何食わぬ顔をして勤務。「どうだった?」と聞かれて「勿論完踏!」と涼しい顔で答える。
 なんか・・・いいいなあ・・・などと、にやにやしながら、高速を走りました。

 途中、SAにて、昼食を摂り、14時頃、長崎市内のホテル着。フロントに荷物だけお願いし、一路、小浜臨時駐車場に向けて出発。
 15時過ぎに、小浜臨時駐車場に到着し、車中泊の態勢を整えたのち、小浜バスターミナルに向けて徒歩で出発。

 16時34分、高速バスで、長崎駅に向けて出発。同じ目的をもったランナーらしき人、数名同乗。
 17時51分、長崎駅着。徒歩でホテルへ。18時過ぎにホテルにチェックインし、荷物を確認後、駅前に夕食を摂りに行きました。

 19時前にホテルに戻り、入浴、荷物整理、コース確認をして、22時ごろには就寝しました。
 このころから、天気予報に、微妙に傘マークがつき始め、その対応をあれこれ思案しました。

 翌朝、6時には起床し、トイレ、テーピング、プロテクトJ1による足のケア、着替えを済ませ、7時ジャストに一番に朝食を摂りました。
 朝食後、再度トイレ、荷物等を確認し、8時半ごろ、ホテルをチェックアウトしました。
 計画では、電車で水辺の森公園に向かう予定でしたが、デポジット用の荷物が意外に重たく、急遽タクシーを頼むことにしました。

 

 9時前に、会場に到着し、受付終了。
 薄く曇天、天気予報通り、まさに昼から雨が忍び寄りそうでした。

 小浜と茂木にデポジットする荷物を再確認しながら、空を何度も眺めました。
 結局、雨が降ってもよいように、雨具と防寒着が併用できるファイントラックのエバーブレスフォトンの上下をバッグに詰め込み、他は、茂木にデポジットしました。

 ちなみに、茂木にデポジットする荷物は、45ℓくらいのビニル袋にゼッケン番号と名前を書いて提出でした。

 小浜に、デポジットする荷物は、写真のような荷札を付けて提出でした。

 本大会参加賞のTシャツです。
 

 また、参加賞として折り畳み式橘湾岸カップをいただきました。
 一瞬迷いましたが、かさばるものは携帯しないということでデポジットの荷物に入れました。
 これがため、私設エイドで、ドリンクをいただくのに、はばかる場面が多く発生しました。
 大会のエイドは場所が特定できていますから、計画的にスクイズボトルを空にして、ドリンクをいただけばよいと考えていましたが、やはり携帯用マイカップは必要ですね。

 200kmを超える大会にもかかわらず、仮装しているランナーを数名発見。びっくりポンです。尊敬です。
 また、郷土宮崎県のランナーTKさんにもお会いし、エールを交換しました。

 2日(木)10時ジャスト、アーリースタート85名が、出発しました。
 


■ W273_01水辺の森公園S
 
 走行距離 =   0.0Km
 残り距離 = 276.0Km
 予定時刻 = 10時00分
 スタート
 
 いよいよ、橘湾岸スーパーマラニックW273部門(実質276km)のスタートです。
 秋晴れの良い天気になりました。気温はそう高くないので、まさにマラニック日和です。
 と言いたいところでしたが、天気予報では、午後から0〜1mlの雨模様。
 まずは、標高0mの長崎水辺の森公園から、標高333mの稲佐山頂への7.0kmです。
 稲佐山山頂に建っている展望台の頂上に、第01チェックポイントがあります。

 なお、この後、13時37名、16時35名、18時9名、20時2名、22時1名、00時2名の8段階時間差制出発になっています。

 ゆっくりとしたジョグで、出島岸壁、夢彩都と道なりに進みます。
 稲佐橋を左折したら、右方向の道を通り、郵便局を左折。道が急勾配になってきます。
 少し進むと稲佐山登山道路(山頂まで4km)の標識が表れ、右折。後は道なりです。
 急峻な坂と狭い歩道に、集団が細長く伸びています。

 稲佐山観光ホテルを過ぎた辺りでしょうか、登山道路の脇道から、ランナーが湧き出てきます。
 傾斜は急になるが稲佐山への近道だというのはこれなんだとと思った瞬間でした。
 次回は、是非この近道を検討したいものだと思いました。

 急峻な坂に、走る者はほぼいません。すでにトレランポールを使用しているランナーもいます。
 坂がなだらかになると少し走り、急になると速歩きでしのぐ、の繰り返しです。

 暫く登ると駐車場が見え始め、左脇の階段を登って行きます。
 ちょっと進んでは階段、また、ちょっと進んでは階段を5回程繰り返してやっと稲佐山山頂に到着。
 さらに、展望台の螺旋階段をぐるぐる回って、稲佐山山頂CP01に到着です。


■ W273_02稲佐山山頂CP01
 走行距離 =   7.0Km
 残り距離 = 269.0Km
 予定時刻 = 11時10分
 通過時刻 = 11時00分
 チェックポイント01


 
 第01チェックポイントをチェックし、展望台より長崎市内を一望しました。


 次は、標高333mの稲佐山山頂より、標高5mの電車通りまで一気に駆け下り、標高280mのあぐりの丘までの18.3kmです。
 朝食が早かったので、途中コンビニと自販機でエネルギー補給をしながら走行したいと思います。

 

 事前にざっくりとした走行計画は立てましたが、樺島公民館の復路までに1時間程度の貯金をし、後はそれを食い潰しながら小浜中継所に16時までに到着できれば勝算有りと考えていました。
 そこで、登りを走れない小生は、脚に違和感がない限り、下りは積極的に走ろうと決めていました。

 ところが、W273コースの前半、L173コース部分は、分岐部分に目印の白線が引いてありませんし、走りながらマップを見る余裕はありません。
 ですから、稲佐山から電車通りまでの下りは、ストリートビューで何度もバーチャルトレーニングして、頭の中に道を覚え込ませました。
 
 駐車場左に下り、グランドに突き当たったら、右折しグランド沿いに道なりに進む。左に崖を見ながら道なりに登り、陸橋下を右折。長崎北高の脇で右折。道なりに進み、T字路で左折。道なりに進み科学館前を通り、川に突き当たったら、リンガーハットを左折。道路に並行して走る電車軌道の横断部分を見つけたら、電車軌道を横断し、国道を左折。

 などと、ぶつぶつ暗唱しながら走っていると、分岐点のそこかしこに以下のような目印を見つけました。
 スタート時の説明で、白線の代わりに、どなたかが御厚意で目印を付けていますと言っていたのはこれだったんですね。
 自分の記憶と目印が合致していると安心して走れました。この後も、随分この目印に助けられ、勇気づけられました。ありがとうございました。

 お腹もそんなに空いていなかったので、コンビニにも立ち寄らず順調に滑石四丁目のあぐりの丘への登り口に到着しました。
 近くの自販機で給水し、ここで初めてトレランポールを取り出し、本腰入れて出発です。

 暫く登っていくと、前方から『がんばってください!!』と言う可愛らしい声が、こだましてきます。
 幼稚園生の遠足からの帰りでしょうか?
 先生に連れられて、次々に下りてきます。
 『がんばってください!!』と言いながら差し出す小さな手に、『こんにちは』と次々にハイタッチ(ロータッチ?)しながら、にこにこと登って行きました。
 辛い登りが、可愛い天使のお蔭で、ズンズンと登れたように思います

 22.5km地点のつばき橋です。

 23.0km地点のうさぎ橋です。

 23.3km地点のスポーツ橋です。


■ W273_03アグリの丘A01CP02
 
 走行距離 =  25.3Km
 残り距離 = 250.7Km
 予定時刻 = 14時20分
 通過時刻 = 13時28分
 エイド01
 チェックポイント02


 第02チェックポイントをチェックし、おにぎり、けんちん汁、他をいただきました。
 おにぎりにけんちん汁がマッチして最高の昼ご飯でした。途中で間食しなくて正解でした。 

 予定より、50分近く早く着きましたが、ここで、一回目の足のメンテを行いましたので、貯金は30分くらいです。
 5分と留まることなく次々と出発するランナーを尻目に、土手で靴下を脱ぎ、足全体、指一本一本メンテしてゆきました。


 足のメンテを行い、トレランポールを収納し、エネルギー補給と給水をしっかりして出発です。
 次は、標高280mのあぐりの丘から、標高0mの長崎市北西部海岸まで一気に駆け下ります。
 海岸沿いの道を小刻みにアップダウンしながら、途中標高120mの丘を越えて女神大橋までの19.7kmです。
 本来ここから左折するコースがL172では正式ですが、W273では、2Kmほど短い右折のコースがデフォルトとして選べます。
 ですから、実際には、女神大橋までは17.7kmになります。

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