2017年11月21日火曜日
H29W273完踏記その7
原城エイドで中華粥をいただいたら、余計にお腹が減ってきました。
また、急に気温が低くなってきました。
ということで、1km先のコンビニめがけて一気に駆け下りました。
204km地点のコンビニで、おでんを頂きました。
温かくて、ほこほこでした。
汁まで全部飲み干して、10km先の堂崎エイドまでゴーです。
咽は、相変わらずイガイガで、痰は切れません。
209km地点、西之浦の自販機では、ミルクティーが見つからなかったので、温かいコーヒー(微糖)を購入しました。
冷たい風が吹くようになってきました。
堂崎エイドが近づくころは、回りに風を遮るものがない平地になり、さらに、右手に海岸線が見えるようになると一段と冷たい風が吹くようになってきました。
バッグから、防寒用ミッドシェル、ファイントラックのニュウモラップ®フーディを取り出し着込みました。
ファイントラック社の製品のお気に入りは、両脇から腰にかけて温度と湿度調節用のベンチレーション(ジッパー)が付いていることです。
寒いと思って、着込んで走ると暑くなりますので、このベンチレーション機能は重宝しています。
■ W273_17堂崎付近A15
走行距離 = 215.5Km
残り距離 = 60.5Km
予定時刻 = 03時20分
通過時刻 = 03時22分
関門時刻 = 06時00分
エイド15
フル5本分を走行しました。残りフル1本半です。
疲労がピークに達した2日目の深夜。しかも単調なコースで、少しでも気を緩めると睡魔が襲いかかってくるコースですが、ここで、しっかり稼いでおかないと後が大変です。
エイドでは、素麺、ドリンク他をいただきました。
道路向かいのバス停のベンチに座って、後半2回目の足のメンテを行いました。
風が非常に冷たくなってきました。
上半身は、防寒しましたが、下半身は短パンのままです。それにしても、こんなに冷えるとは想像していませんでした。
ファイントラックのエバーブレスフォトンの上下を茂木でデポジットしたままにしたことを後悔しました。せめて、パンツだけでもバッグに詰めておき、上下の防寒ができるようにしておことが必要ですね。今後の良い勉強になりました。
夜が明け、陽が照ってくると解消されるでしょう。それまで、我慢の走りです。
次は、深江みずなし本陣までの8.7kmです。
さらに深江みずなし本陣の後は、第11チェックポイント島原城森岳公民館までの6.6km、合計15.3kmです。
フラットなコースは、島原城森岳公民館までです。残りの45kmには、標高500mの眉山ロードと標高740mの雲仙岳超えが控えています。
島原城森岳公民館に、6時までに到着すると、あとが随分楽になるでしょう。
堂崎エイドからは、とにかく冷たい風にさらされたことを覚えています。
寒いのに眠たい。眠たいけど寒い。どこを走っているのかよく分からない。
直ぐ着きそうなのに、なかなか進まない。・・・というような感じでした。
でも、下り坂になったら反射的にジョグっていました。
登りは、トレランポールで何とか。
平地は、ほぼ歩きで、自販機巡りをしていたような気がします。
それでも、219km地点、新田橋付近からの下りからは、かなり頑張ったように思います。
しかし、いくら頑張っても、深江エイドに着かなくて、何なんだろうって思っていました。
途中コンビニにも寄ったような気がしますが、この区間が一番記憶にないところです。
ですから、この間の写真もないし、深江エイドの写真もないのです。
■ W273_22深江みずなし本陣A16
走行距離 = 224.2Km
残り距離 = 51.8Km
予定時刻 = 04時50分
通過時刻 = 05時25分
関 門 = 08時00分
エイド16
やっと、深江みずなし本陣エイドに到着しました。
エイドでは、ドリンク、ゼリー他をいただきました。
次は、島原城森岳公民館までの6.6kmです。
市内を走行しますので、人と車に気をつけたいと思います。
(何故かここのエイドの写真は撮っていませんでした。)
寒いし、お腹が減ってきたので、225km地点、深江エイドから直ぐの安徳町のコンビニでおでんを頂きました。
コンビニの駐車場で、おでんを食べながら、空を眺めていると随分明るくなりました。
11月4日(土)、3目の朝が始まりました。
この後、登る眉山ロードと雲仙岳のシルエットも見えました。
この大会も、残り50km、11時間ぐらいでしょうか。
っていうか、標高500mの眉山ロードと標高740mの雲仙岳が残っているのに11時間ぐらいしかない。
慌てなくっちゃ!! おでんの容器を始末して、急いで出発です。
島原市外港への右折に注意しながら、ジョグって行きます。
右折が確定したら、島原外港緑地公園の脇を、ズンズンと走って行きました。
もう少し先の島原駅で左折すると島原城だなと思って、一息つこうと歩き始めたら、駅までが結構遠い。
さらに、歩くと汗が一気に冷えて、とても寒くなりました。
■ W273_18島原城森岳公民館A17CP11
走行距離 = 230.8Km
残り距離 = 45.2Km
予定時刻 = 06時00分
通過時刻 = 06時38分
関門時刻 = 10時00分
エイド17
チェックポイント11
予定到着時刻を38分超過しましたので、どこかで、挽回する必要がありそうです。
第11チェックポイントをチェックし、朝食として豚汁、おにぎり他をいただき、元気が出てきました。
しかし、島原城エイドの駐車場は、とても冷たい突風が吹きまくり、大変な状態でした。ボランティアさんも大変寒そうでした。ありがとうございました。
また、本エイドで、ヘッドライトやピカピカバッチなど、不必要になったものをすべてデポジットさせていただきました。
予定では、防寒用の上着類もデポジットし、身軽にするつもりでしたが、あまりの寒さに、そんな状況ではありませんでした。
じっとしていると、身体が冷えてきますので、デポジットした後、直ぐに出発しました。
ところが、出口寸前で、足のメンテをしていないことに気付き、再度引き返しました。
駐車場では吹きさらしですので、少しでも風をよけることができるように島原文化会館の横の階段に腰掛け足のメンテを行いました。
次は、5.0km先の千本木湧水無人エイドを経て、その先3.2km先の平成新山展望園地までの合計8.2kmのコースです。
いよいよ、標高500mの眉山ロード超えのコースです。
島原エイドを出た後は、島原武家屋敷前を通過していきます。
道順は、白線や矢印看板で、しっかりしていたのですが、後ろのランナーさんから、「そこ左折です。」、清掃婦の方からも、「こっちよ!!」と呼び止められました。
何と突風で左折矢印の看板が倒れ、清掃婦の方が、まさに、この看板を立て直し、くくりつけている最中だったのです。
不幸中の幸いというか、何という突風か・・・。いずれにせよ、このお二方に助けられました。ありがとうございました。
咽のイガイガと痰が切れないことは引き続きでしたが、身体が冷えてしまって、温かい飲み物が欲しくなりました。
大通りに出たら、自販機を探しながら走行しました。すでに、登り坂で、トレランポール頼みでした。
直ぐ近く、230km地点のコンビニで、ミルクティーを購入し,一口飲んでポッケに入れました。
眉山ロードの入口、辰元口交差点を左折すると、これでもかという急坂が続きます。
足のメンテを含め、予定より1時間近く遅れていましたので、トレランポールを使ってズンズン登っていきました。
かなりのランナーを抜いたと思います。
千本木湧水無人エイド付近では、玉のような汗を流し、ゼイゼイと息を切らしていました。
無人エイドを見渡しましたが、探す気力もなく、先を急ぎました。
途中、私設エイドもあったような気がしますが、これもエスケープして登り続けました。
途中、何度かピークを見渡し、「まだ、かいな!!」などと、雄叫びを上げていたような気もします。(ちょっと恥ずかしい)
いずれにせよ、この先の急坂カーブを二つ超せばピークのはず、そして、そこを少し下ったところが平成新山展望園地エイドです。
渾身の力を出して、眉山ロードの征服にかかりました。
■ W273_19平成新山展望園地A19CP12
走行距離 = 239.0Km
残り距離 = 37.0Km
予定時刻 = 07時40分
通過時刻 = 08時31分
関門時刻 = 11時20分
エイド19
チェックポイント12
エイドが見えたときには、ふらふらの状態でした。
エイドには、上から行くと階段を下らないといけないので、少し下までいって横からエイドに入りました。
第12チェックポイントをチェックし、ドリンク、おでん、杏仁豆腐他をいただきました。
次は、深江運動公園までの8.2kmです。
途中の無人エイド水無大橋までの4.5kmは、眉山ロードの急峻な下りです。脚を傷めないように注意して下りたいと思います。
おでんをハフハフしながら、この後のことを考えました。
まだ、予定を50分近く超過している。このあと、標高740mの雲仙岳越えが控えているが、ここでさらに遅くなることが予想される。
遅れを取り戻すためには、4.5kmの眉山ロードの下りを駆け下るしかない。
しかし、眉山ロードの下りは、尋常でない急峻な下りである。
走れるか? 走ったとして、その後脚は保つのか?
悩みましたが、例え脚が潰れたとしても、ここで走れなければ完踏もないだろう。
だったら、駆け下れ!! ということで、エイドを飛び出し、急峻な眉山ロードを駆け出しました。
眼下には、下りゴールの水無大橋が見えています。
大股になり体重がもろに脚にかからないように、渾身の注意を払いながら、坂を転げ落ちる小石になったような気持ちでコロコロと駆け下って行きました。
カーブを一つ、二つと曲がっていくと、水無大橋との俯角がその度に小さくなって行きます。
眉山ロードの急峻な坂が緩んでくる頃には、俯角が仰角に変わり、水無川大橋無人エイドまで、休息することなく、脚を傷めることなく走りきりました。
深江運動公園エイドまでは、3.7kmです。水無川大橋無人エイドには、立ち寄らず、先を急ぎました。
水無大橋を渡ったところで、暑くなって上着をバックに詰め込みました。
なだらかな登り坂を、トレランポールを使って、走ったり早歩きしたりして進みました。
勘違いかも知れませんが、地域が開発され、4年前に走ったときと風景が随分違うように思いました。
暫く進むと、左手に、林? 畑? 荒れ地? がずっとあって、それを越えるとエイドだったと記憶していたので、その風景が見えるところまでと結構急ぎました。
・・・と、その風景をまともに見ることもなくエイドが見えてきました。狐につままれたようでした。
■ W273_20深江運動公園A21
走行距離 = 247.2Km
残り距離 = 28.8Km
予定時刻 = 09時30分
通過時刻 = 09時51分
関門時刻 = 12時40分
エイド21
眉山ロードの下りが功を奏して、超過時間が30分圧縮され、20分になりました。
しかし、ここでまた、足のメンテなんですよね。20分はかかりそう・・・
でも、足が生きててのランですから・・・
エイドでは、ドリンク、冷豆腐他をいただきました。
無事、標高500mの眉山ロードのコースを完走し、残るは、標高740mの雲仙岳越えです。
残りの距離は30kmを切っています!!
次は、俵石展望所までの5.6kmです。
また、この後、2.8kmで走行距離が250kmを越えます。
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