2020年12月3日木曜日

令和2年四国歩き遍路(逆打ち)回想録 3日目

3日目 9月30日(水) 小雨

嵐坂ポケットパーク(7:45)-針木ふれあい広場(8:30)-ゆらり内海(9:20)-愛南町 DE・あ・い・21(10:12)-八百坂バス停(11:43)-40観自在寺(13:12)-上大道お遍路休憩所(15:23)

歩行距離26km、歩数39200歩、累積歩行距離76km、累積歩数110500歩



 今朝は小雨ですが、昨夜は強雨でした。

 濡れたテントの水をきるため東屋の壁にテントをかけ、朝食をつくりました。

 インスタントラーメンのトッピングに卵や千切りキャベツ、チーズ蒲鉾等取り揃えると朝夕の食事はリッチな気分になりました。

 しかし、昨日より一時の満足の為にリュックの重みで私の肩は一日中悲鳴をあげています。
 修行の旅で余分な物を捨て去るどころか、私は煩悩のままに生きているようです。 合掌

 朝食後、セイムタオルでテント拭き上げ、後片付けをして、リュックにはレインカバーを掛け、折り畳み傘を持って7時45分に出発しました。

 出発直後の嵐坂トンネルは、二つの入り口がありました。
 なんと、人と自転車だけが通ることができるトンネルが自動車専用トンネルに併設されているのです。
 歩き遍路にとっては、とってもありがたいことです。

 8時30分、約3km先の針木ふれあい広場に、東屋及び鍵付き・電気あり・フローリングの休憩所があるとの情報を確認に行きました。
 無料で宿泊できるとは信じられないクオリティーでした。

 9時20分、さらに約4km先の須ノ川公園(キャンプ場300円 東屋・トイレ有り)ゆらり内海(入浴11:00~22:00、500円、休憩室あり、休業日は水曜日)の情報を確認しました。

 昨日、ここまで来ることができれば、温泉に浸かって休むことができたのですが ・・・
 残念ながら体力、気力がなかったですね。そして、本日は水曜日ですので休業日です。

 10時12分、愛南町DE・あ・い・21(プレハブ休憩所・トイレ有り)で小休止させていただきました。
 荷物を下ろし、セルフでコーヒーやお菓子をいただきました。

 四国はお遍路さんに優しい施設がたくさんあります。ありがとうございました。

 40観自在寺までは、まだ10km以上あります。近くのコンビニでおにぎりと麦茶を補給して先を急ぎました。なお、この日は終日、時折小雨が降っていました。

 11時43分、5km程丘を上り、ピークを過ぎた地点にベンチと屋根を備えた八百坂バス停がありましたので、ちょっと休ませていただきました。40観自在寺までは残り5km程でしょうか。

 ところで、八百坂バス停につく前に初めて順打ちの歩き遍路さんと立ち話をすることができました。今までお遍路さんを全く見かけなかった訳ではなく、遠くか道の反対側でお話しする機会がありませんでした。
 しかし、彼曰わく、コロナ禍で歩き遍路さんと会う機会が少ないとのことでした。

 13時12分、40観自在寺に到着しました。逆打ちも順打ちも同じ門前町から山門をくぐる、いわゆるトレイルなど無い道でしたので迷うことなく参拝することができました。

 40観自在寺では、「たぬき」と「かえる」と「ぽっくり地蔵」が印象的で何故だか頭にこびりついてしまいました。

 「たぬき」 托鉢たぬき? 愛嬌があります。

 「かえる」の碑には、『栄かえる 一、親子孫と三(さ)かえる 一、お金がかえる 一、福がかえる 一、病気が引(ひき)かえる』と刻まれていました。

 「ぽっくり地蔵」 40観自在寺の『お忘れぽっくり地蔵』は、私たちの苦しみ悩みを除き、安楽な世界へ導く菩薩さまだそうです。

 本日の宿泊は、約6km先の上大道お遍路休憩所(電源・水道あり・トイレ宿泊可)を予定しています。充電が可能な施設ですので期待大です。

 まずは、県道297号線沿いに東進し、県道299号線に接続する前の山間の遍路道を通って愛南町上大道を目指します。

 

 愛南町上大道の集落に入ってから、大きく道をロストしてしまい大回りをしてしまいましたが、17時23分無事、上大道お遍路休憩所に到着することができました。

 早速、テント設営、洗濯、夕食をしながら、スマホ、GPSウォッチ、モバイルバッテリー等の充電を行いました。

 東屋に2カ所、男子トイレ内にも3カ所、身障者用多目的トイレにもコンセントがありました。また、身障者用多目的トイレ内での宿泊も可とのことです。

 トイレの外に水場もあり、近くに自販機もあり、最強のお遍路休憩所でした。

 さらに、コロナウイルス感染拡大防止のために、トイレには消毒スプレーも備えていました。

 作業をしているときに、何人かの地域の方が東屋の前を通過しましたので、その都度、「こんにちは、今夜一泊お世話になります。」挨拶をさせていただきました。

 なかには、出身地や年齢を尋ねてくるなど、温かく接していただきました。

 

 

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