本日は、60横峰寺の1寺を打ち、予定宿泊場所をターミナルホテル東予とする約34kmの行程です。 ホテルを連泊予約し、テントなどはお留守番させ、必要な荷物だけを持って行くことにしました。 また、反時計回りの順打ちで回り、山中で遍路表示板を見逃すことが少なくなるように計画しました。 さらに60横峰寺は、四国霊場のうちでは3番目の高地(750m)にあり、「遍路ころがし」の最難所であるので早朝に出発することにしました。 今朝は、4時頃起床し、4時58分にターミナルホテル東予出発にしました。 辺りは、まだ真っ暗闇で、ヘッドランプを装着して出発しましたが、ホテルを出るところでけつまずいてしまいました(汗)。 ホテルから県道48号線を北西に約2.7km進むと今治小松自動車道と並行している国道196号線にぶつかります。 この国道196号線を約2.5km北進し中山川を渡ります。 さらに、中山川の右岸を約1km程上ると、支流の妙谷川が現れます。 60横峰寺付近を源流とするこの妙谷川沿いの歩き遍路道を約10km程上り60横峰寺に辿り着きます。 辺りが少し明るみはじめ、中山川を渡って右折し、国道に並行している高速道路の高架橋に差し掛かった時、背後よりスレンダーな熟年女性がジョギングスタイルで追いかけて来ました。 『横峰さんへ行くのですか? 道案内をしましょう!』と言うのである。 妙谷川沿いの歩き遍路道が県道147号線と重なる地点まで約1.5km程、世間話をしながら道案内をしていただきました。 毎朝ジョギングをしていて、今日はいつもより早くでたら、お遍路さんを見かけたため、何かの縁だと思って追いかけてきたそうである。 今日は曇って見えないが、あの山の向こうに石鎚山山頂が見えるそうで、手を合わせているとのことでした。 ふと立ち止まり、道の傍らのブロック塀はめ込まれてしまったお地蔵さまに手を合わせ、ジョギングの時いつもお参りしているのだとも言っていました。 歳を聞かれ答えると、『私の方がお姉さんやな。』とはみ噛んでいる姿がとてもチャーミングでした。 別れ際に、この道は、道沿いに川が流れて素敵な所だとも言っていました。 今日一番のお大師さまに会うことができました。南無大師遍照金剛 辺りはすっかり明るくなり、現実に戻されたような気持ちになりながら妙谷川沿いの歩き遍路道を上って行きました。 暫く歩くと昭和6年(1931年)4月完成以来、明かりを灯し続けている石土神社の高灯籠(式年祭記念燈)に出会いました。 石鎚山方面は靄がかかっていますが、東の空では山の後ろから陽が差してきました。 別れ際に、この道は、道沿いに川が流れて素敵な所だと言っていたが、正しく清流ながるる素敵な道でした。 その後も、妙谷川の清流を堪能しながら上って行きました。 7時57分、宿泊候補地でもあった湯浪休憩所に到着し、小休憩させていただきました。 ここから60横峰寺へは、2.2kmのトレイルです。 沢伝いの険しい道ですが、幻想的な美しさというか、神々しさを感じさせる自然美があります。また、歩いてみたい遍路道でした。 熟年女性3人組が下ってこられましたが、服装から想像して参拝ではなくトレッキングを楽しんでいる様子でした。 たしかに、四季に応じて変化する森の様子を楽しめそうなトレッキングロードでもありました。 上るにつれてトレイルはますます険しくなりました。 正に聖地巡礼って雰囲気でした。 9時33分、道順の都合上、60横峰寺の奥の院星ヶ森を先に訪れまた。 弘法大師が厄よけや開運を星に祈る「星供養」をここで行ったと伝えられています。 幸運にも鳥居の間より、朝靄に纏われた霊峰石鎚山を望むことができました。 9時52分、60横峰寺に到着しました。 本堂は、神社風の権現造りで県指定重要文化財です。 狛犬が愛嬌のある顔をしていました。 思ったより早く、60横峰寺打ち終えました。 必要な物だけ持って、テントなどは、ホテルにお留守番させたのが正解でした。 足の疲れもほとんどありません。 暫く砂利道を下って行きます。 暫くするとトレイルへと続く階段が現れます。 途中で下山するお遍路さん2組に会いました。 60横峰寺から奥の院白瀧までは約7km、そこから61番香園寺の脇まで約2.5km、そして県道144号線を通って、連泊予約しているターミナルホテル東予まで約5.5kmです。 しかし、このはじめの7kmが長いのです。 どこまでも、どこまでも、山中を下って行きました。 60横峰寺から61香園寺への約7kmの歩き遍路道の約5kmはトレイルが続いていました。 今回、60横峰寺を打つに当たって、ホテルを連泊し、荷物を置いただけでなく、歩くルートも順打ちにしましたが、これは正解でした。 もし、逆打ちで約5kmのトレイルを20kgもの荷物を持って60横峰寺に上がっていたら、とてつもなく辛かったと思います。 今回は、作戦勝ちと言うことで ・・・ 合掌 この後の写真は何故か紛失しましたが、途中うどん屋さんで腹ごしらえして、15時17分にターミナルホテル東予に戻りました。 令和2年四国歩き遍路(逆打ち)回想録 メニュー画面へ
2020年12月29日火曜日
令和2年四国歩き遍路(逆打ち)回想録 32日目
32日目 10月29日(木) 曇り
ターミナルホテル東予(4:58)-湯浪休憩所(7:57)-奥の院星ヶ森(9:33)-60横峰寺(9:52)-ターミナルホテル東予(15:17)
歩行距離34km、歩数45800歩、累積歩行距離1013km、累積歩数1438900歩
本日は、60横峰寺の1寺を打ち、予定宿泊場所をターミナルホテル東予とする約34kmの行程です。 ホテルを連泊予約し、テントなどはお留守番させ、必要な荷物だけを持って行くことにしました。 また、反時計回りの順打ちで回り、山中で遍路表示板を見逃すことが少なくなるように計画しました。 さらに60横峰寺は、四国霊場のうちでは3番目の高地(750m)にあり、「遍路ころがし」の最難所であるので早朝に出発することにしました。 今朝は、4時頃起床し、4時58分にターミナルホテル東予出発にしました。 辺りは、まだ真っ暗闇で、ヘッドランプを装着して出発しましたが、ホテルを出るところでけつまずいてしまいました(汗)。 ホテルから県道48号線を北西に約2.7km進むと今治小松自動車道と並行している国道196号線にぶつかります。 この国道196号線を約2.5km北進し中山川を渡ります。 さらに、中山川の右岸を約1km程上ると、支流の妙谷川が現れます。 60横峰寺付近を源流とするこの妙谷川沿いの歩き遍路道を約10km程上り60横峰寺に辿り着きます。 辺りが少し明るみはじめ、中山川を渡って右折し、国道に並行している高速道路の高架橋に差し掛かった時、背後よりスレンダーな熟年女性がジョギングスタイルで追いかけて来ました。 『横峰さんへ行くのですか? 道案内をしましょう!』と言うのである。 妙谷川沿いの歩き遍路道が県道147号線と重なる地点まで約1.5km程、世間話をしながら道案内をしていただきました。 毎朝ジョギングをしていて、今日はいつもより早くでたら、お遍路さんを見かけたため、何かの縁だと思って追いかけてきたそうである。 今日は曇って見えないが、あの山の向こうに石鎚山山頂が見えるそうで、手を合わせているとのことでした。 ふと立ち止まり、道の傍らのブロック塀はめ込まれてしまったお地蔵さまに手を合わせ、ジョギングの時いつもお参りしているのだとも言っていました。 歳を聞かれ答えると、『私の方がお姉さんやな。』とはみ噛んでいる姿がとてもチャーミングでした。 別れ際に、この道は、道沿いに川が流れて素敵な所だとも言っていました。 今日一番のお大師さまに会うことができました。南無大師遍照金剛 辺りはすっかり明るくなり、現実に戻されたような気持ちになりながら妙谷川沿いの歩き遍路道を上って行きました。 暫く歩くと昭和6年(1931年)4月完成以来、明かりを灯し続けている石土神社の高灯籠(式年祭記念燈)に出会いました。 石鎚山方面は靄がかかっていますが、東の空では山の後ろから陽が差してきました。 別れ際に、この道は、道沿いに川が流れて素敵な所だと言っていたが、正しく清流ながるる素敵な道でした。 その後も、妙谷川の清流を堪能しながら上って行きました。 7時57分、宿泊候補地でもあった湯浪休憩所に到着し、小休憩させていただきました。 ここから60横峰寺へは、2.2kmのトレイルです。 沢伝いの険しい道ですが、幻想的な美しさというか、神々しさを感じさせる自然美があります。また、歩いてみたい遍路道でした。 熟年女性3人組が下ってこられましたが、服装から想像して参拝ではなくトレッキングを楽しんでいる様子でした。 たしかに、四季に応じて変化する森の様子を楽しめそうなトレッキングロードでもありました。 上るにつれてトレイルはますます険しくなりました。 正に聖地巡礼って雰囲気でした。 9時33分、道順の都合上、60横峰寺の奥の院星ヶ森を先に訪れまた。 弘法大師が厄よけや開運を星に祈る「星供養」をここで行ったと伝えられています。 幸運にも鳥居の間より、朝靄に纏われた霊峰石鎚山を望むことができました。 9時52分、60横峰寺に到着しました。 本堂は、神社風の権現造りで県指定重要文化財です。 狛犬が愛嬌のある顔をしていました。 思ったより早く、60横峰寺打ち終えました。 必要な物だけ持って、テントなどは、ホテルにお留守番させたのが正解でした。 足の疲れもほとんどありません。 暫く砂利道を下って行きます。 暫くするとトレイルへと続く階段が現れます。 途中で下山するお遍路さん2組に会いました。 60横峰寺から奥の院白瀧までは約7km、そこから61番香園寺の脇まで約2.5km、そして県道144号線を通って、連泊予約しているターミナルホテル東予まで約5.5kmです。 しかし、このはじめの7kmが長いのです。 どこまでも、どこまでも、山中を下って行きました。 60横峰寺から61香園寺への約7kmの歩き遍路道の約5kmはトレイルが続いていました。 今回、60横峰寺を打つに当たって、ホテルを連泊し、荷物を置いただけでなく、歩くルートも順打ちにしましたが、これは正解でした。 もし、逆打ちで約5kmのトレイルを20kgもの荷物を持って60横峰寺に上がっていたら、とてつもなく辛かったと思います。 今回は、作戦勝ちと言うことで ・・・ 合掌 この後の写真は何故か紛失しましたが、途中うどん屋さんで腹ごしらえして、15時17分にターミナルホテル東予に戻りました。 令和2年四国歩き遍路(逆打ち)回想録 メニュー画面へ
本日は、60横峰寺の1寺を打ち、予定宿泊場所をターミナルホテル東予とする約34kmの行程です。 ホテルを連泊予約し、テントなどはお留守番させ、必要な荷物だけを持って行くことにしました。 また、反時計回りの順打ちで回り、山中で遍路表示板を見逃すことが少なくなるように計画しました。 さらに60横峰寺は、四国霊場のうちでは3番目の高地(750m)にあり、「遍路ころがし」の最難所であるので早朝に出発することにしました。 今朝は、4時頃起床し、4時58分にターミナルホテル東予出発にしました。 辺りは、まだ真っ暗闇で、ヘッドランプを装着して出発しましたが、ホテルを出るところでけつまずいてしまいました(汗)。 ホテルから県道48号線を北西に約2.7km進むと今治小松自動車道と並行している国道196号線にぶつかります。 この国道196号線を約2.5km北進し中山川を渡ります。 さらに、中山川の右岸を約1km程上ると、支流の妙谷川が現れます。 60横峰寺付近を源流とするこの妙谷川沿いの歩き遍路道を約10km程上り60横峰寺に辿り着きます。 辺りが少し明るみはじめ、中山川を渡って右折し、国道に並行している高速道路の高架橋に差し掛かった時、背後よりスレンダーな熟年女性がジョギングスタイルで追いかけて来ました。 『横峰さんへ行くのですか? 道案内をしましょう!』と言うのである。 妙谷川沿いの歩き遍路道が県道147号線と重なる地点まで約1.5km程、世間話をしながら道案内をしていただきました。 毎朝ジョギングをしていて、今日はいつもより早くでたら、お遍路さんを見かけたため、何かの縁だと思って追いかけてきたそうである。 今日は曇って見えないが、あの山の向こうに石鎚山山頂が見えるそうで、手を合わせているとのことでした。 ふと立ち止まり、道の傍らのブロック塀はめ込まれてしまったお地蔵さまに手を合わせ、ジョギングの時いつもお参りしているのだとも言っていました。 歳を聞かれ答えると、『私の方がお姉さんやな。』とはみ噛んでいる姿がとてもチャーミングでした。 別れ際に、この道は、道沿いに川が流れて素敵な所だとも言っていました。 今日一番のお大師さまに会うことができました。南無大師遍照金剛 辺りはすっかり明るくなり、現実に戻されたような気持ちになりながら妙谷川沿いの歩き遍路道を上って行きました。 暫く歩くと昭和6年(1931年)4月完成以来、明かりを灯し続けている石土神社の高灯籠(式年祭記念燈)に出会いました。 石鎚山方面は靄がかかっていますが、東の空では山の後ろから陽が差してきました。 別れ際に、この道は、道沿いに川が流れて素敵な所だと言っていたが、正しく清流ながるる素敵な道でした。 その後も、妙谷川の清流を堪能しながら上って行きました。 7時57分、宿泊候補地でもあった湯浪休憩所に到着し、小休憩させていただきました。 ここから60横峰寺へは、2.2kmのトレイルです。 沢伝いの険しい道ですが、幻想的な美しさというか、神々しさを感じさせる自然美があります。また、歩いてみたい遍路道でした。 熟年女性3人組が下ってこられましたが、服装から想像して参拝ではなくトレッキングを楽しんでいる様子でした。 たしかに、四季に応じて変化する森の様子を楽しめそうなトレッキングロードでもありました。 上るにつれてトレイルはますます険しくなりました。 正に聖地巡礼って雰囲気でした。 9時33分、道順の都合上、60横峰寺の奥の院星ヶ森を先に訪れまた。 弘法大師が厄よけや開運を星に祈る「星供養」をここで行ったと伝えられています。 幸運にも鳥居の間より、朝靄に纏われた霊峰石鎚山を望むことができました。 9時52分、60横峰寺に到着しました。 本堂は、神社風の権現造りで県指定重要文化財です。 狛犬が愛嬌のある顔をしていました。 思ったより早く、60横峰寺打ち終えました。 必要な物だけ持って、テントなどは、ホテルにお留守番させたのが正解でした。 足の疲れもほとんどありません。 暫く砂利道を下って行きます。 暫くするとトレイルへと続く階段が現れます。 途中で下山するお遍路さん2組に会いました。 60横峰寺から奥の院白瀧までは約7km、そこから61番香園寺の脇まで約2.5km、そして県道144号線を通って、連泊予約しているターミナルホテル東予まで約5.5kmです。 しかし、このはじめの7kmが長いのです。 どこまでも、どこまでも、山中を下って行きました。 60横峰寺から61香園寺への約7kmの歩き遍路道の約5kmはトレイルが続いていました。 今回、60横峰寺を打つに当たって、ホテルを連泊し、荷物を置いただけでなく、歩くルートも順打ちにしましたが、これは正解でした。 もし、逆打ちで約5kmのトレイルを20kgもの荷物を持って60横峰寺に上がっていたら、とてつもなく辛かったと思います。 今回は、作戦勝ちと言うことで ・・・ 合掌 この後の写真は何故か紛失しましたが、途中うどん屋さんで腹ごしらえして、15時17分にターミナルホテル東予に戻りました。 令和2年四国歩き遍路(逆打ち)回想録 メニュー画面へ
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