じんべえ広場を朝5時35分に出発しました。 実は昨夜コインシャワーの場所を教えてくださった中年女性の方に、コロナ禍で今じんべえ広場は、宿泊を自粛してもらっているのではとの情報もいただいていました。 昨日はじんべえ広場に朝と夜2回訪れましたが、特にそのような掲示はなかったように思いましたが、しかしそうであるならと、朝食も摂らずに早朝に出発することにした次第です。 6時30分、再び大岐ビーチに到着しました。 日曜日だからでしょうか、今朝も大岐ビーチには、朝早くから多くのサーファーさんが波に乗っていました。 早朝は、涼しく遍路日和、ずっと朝だといいのですが、、、、、 7時48分、砂浜でテント泊し、昨日の朝出発したばかりの旧下ノ加江中学校裏の公衆トイレに再び到着しました。 実は、ここで本日二度目のテント泊の予定でしたが、昨日15km程余分に歩いたので、こんなに朝早く到着しました。 まだ、朝食を摂っていなかったので、朝食、休憩、給電し、今後の予定を模索しました。 昨日に続き約40kmの距離になるが、土佐西南大規模公園まで行けば、トイレ&コインシャワーもあるし、テント泊ができるだろうとの見通しを立てて出発しました。 9時56分、ドライブイン水車まで打ち戻ってきました。
昨日、昼食を摂った東屋で小休止させていただきました。 ドライブイン水車から今度は国道321号線を東進し、四万十川を目指します。 まずは、延長1620mの伊豆田トンネルを通りました。
トンネル内は日光が当たらず涼しくて気持ちがいいです。轟音を唸らせて走り去っていくダンプさえもあの風圧が汗だくの身体を冷やしてくれウエルカムでした。 11時44分、四万十川野鳥自然公園に設置されている遍路小屋四万十第54号に到着しました。 同じく小休止しに来られた順打ちのお遍路さんと情報交換し先を急ぎました。 ほどなく四万十川の右岸に到着し、2km程上流の四万十大橋に向かって進んで行きました。 四万十大橋からは、清流四万十川と美しい自然を堪能することができました。 橋を渡り左岸のコンビニで食料等を調達しました。 左岸からは県道20号線を1km程北上し、田園地帯の歩き遍路道を通って、14時12分に、無人の古津賀駅に到着しました。 古津賀駅からは、県道56号線沿いに約13km先の土佐西南大規模公園を目指しました。 長い道のりをただただ淡々と歩んで行きました。 土佐西南大規模公園間近になってからは、民家の生活道をこれまた延々と歩いて行きました。 土佐西南大規模公園は、入野松原を含む海岸線が2km以上の大きな複合公園です。 入野松原の海岸で、倒木に腰をかけ小休止していると品のいいご老人が話しかけてきました。 何と宮崎県で仕事をしていたこともあるとのことで、短い間の話でしたが疲れが一気に吹き飛び元気が出てきました。 テント泊を予定していたのは東端のトイレ&コインシャワーがある最も遠い公園でしたが、16時58分に到着しました。サーファーさんが沢山いました。 40km近く歩いてきて、くたくたになっていましたが、キャンプ等の宿泊禁止の貼り紙を見つけ、ここでのテント泊を断念し、先に進むことにしました。 約5km先に、明日宿泊する予定だった伊田観音堂があるはずですので、このお堂を目指して歩きました。 陽が落ち、辺りが暗くなってきました。コロナ禍でお堂が閉鎖されていないか心配しながら進みました。 伊田観音堂まで100mに迫った歩道で、中年女性の方から「どこにお泊まりですか?」と声をかけられました。 「この先の伊田観音堂さんにお世話になろうと思います。」と応えると 「あぁ、あそこは綺麗だからいいわ。入り口の戸は○○せんと開かんよ。秋口だからひつこい蚊が一杯いるから気をつけなさい。」と言われました。 「虫除けスプレーを持っているので大丈夫だと思います。有り難うございます。」とお礼を告げてお堂に向かいました。 18時ちょうどに伊田観音堂に到着し、お堂の浜縁と階段に荷物を下ろし、ほっと一息つきました。 汗を拭いて、シューズを脱ぎ、階段を上り、お堂の扉を開けようとしましたが開きません。 最悪場合は軒下でテント泊すればいいやと思いながら、先ほどの女性の言葉を思い出しました。 詳しくは書きませんが、幸運にもとても素敵なお堂に泊まることができました。 同行二人、今日もお大師さまに助けていただきました。 南無大師遍照金剛 令和2年四国歩き遍路(逆打ち)回想録 メニュー画面へ
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