今朝は、テントの異常を感じて4時頃に起床しました。
テントのフライシートにかなりの露が付いているのです。おまけに砂浜にテントを張ったので露に砂が付いているのです。 今までは、東屋など屋根のある場所にテントを張っていたのでそれ程でもなかったのですが、屋外でテントを張ると、こんなにも夜露が付くとは思いもしませんでした。 とりあえず、テントのフライシートを公衆トイレの横に設置されていたロードバイク用駐輪バーにかけ、洗濯物の回収、朝食を摂った後、フライシートの清掃作業を行いました。おかげで、出発は4時に起床したにもかかわらず、7時過ぎとなりました。 7時22分、国道321号線を南下して行きました。 写真中央奥の浜が今朝までテント泊していた下ノ加江の海浜を対岸から写したものです。 今日は、38金剛福寺を打ち、宿泊を足摺岬公園の東屋とする約26kmを予定しています。 なお、足摺岬へは準打ちと同じ時計回りで進みたいと思います。
どの道足摺半島を一周して戻ってくるなら、準打ちすることにより逆打ちの遍路道表示の少なさが随分解消されると思ったからです。 国道321号線をさらに南下してゆきます。 途中、国道321号線に並行した歩き遍路道がありました。
というより、本来は昔から歩き遍路道あり、国道321号線が後から歩き遍路道に並行して造られた道だよね。 8時45分、大岐ビーチに到着しました。大岐の砂浜が歩き遍路道になっています。 土曜日だからでしょうか? 朝からかなりのサーファーさんが海に浮かんでいらっしゃいました。 砂浜の中央部から海を離れ、大岐ビーチの公衆トイレ横を通って、国道321号線に戻ります。
この公衆トイレにもコインシャワーが併設されていました。 以布利地域から国道321号線を離れ、海岸寄りの歩き遍路道を通って行きます。
民家の生活道や畑の横を縫うようにして進みますが、遍路道の表示がそこかしこに見られ迷うことはありませんでした。 9時45分、じんべえ広場に到着し、小休止させていただきました。 しばらく以布利の海岸沿いの歩き遍路道を表示板に従って歩いて行きます。 どうやら、この辺りから県道27号線に登っていくようです。 この後も、表示板に従って歩き遍路道を辿ったつもりでしたが、狐に騙されたようで同じ場所を二度も回ってしまいました。情けないですね。
その後さらに歩き遍路道は、県道27号線沿いのトレイルを通ります。 しかし、この歩き遍路は、藪や倒木は勿論、丸太ん棒だけを束ねた橋を幾つも渡って行くとんでもなく大変な道でした。(歩き遍路道に拘らなければ、県道27号線を進んだ方が良いと思います。) 悪路と1時間ほど悪戦苦闘すると高台の墓地に辿り着きました。 12時2分、この墓地を降り窪津漁港に到着しました。 お腹がすいたので大魚屋さんで土佐ずしを買って、港の東屋でいただきました。 残念なことは、先ほどの歩き遍路道で倒木を潜る際にキャンプマットの角を引っ掛けたようです。 その後も県道27号線とそれに並行する歩き遍路道を通って、14時45分、38金剛福寺に到着しました。 境内には大きな池があり、海亀の石像が向かえてくれました。 また、境内の至る所に土佐五色石がごろごろと鎮座し、境内全体で日本庭園というか、もしかすると竜宮城を模しているような素敵なお寺でした。 38金剛福寺を打ち終えたところで歩き遍路さんと立ち話になりました。 今日はこの後、足摺岬灯台を見て、その近くの東屋で宿泊しようと思っていると話すと、あそこは、夜○○が出るという噂があるよと忠告していただきました。 太平洋の荒波に突き出した断崖絶壁の足摺岬を想像して、さもありなんと思ってしまいました。 高所と○○が苦手な僕は、予定していた東屋での宿泊を残念し、打ち戻ることにしました。 まずは、15時26分、万次郎足湯に浸かり足摺岬白山洞門を展望しながら、幾つかの宿泊候補をあれこれ考えてみました。 まず、直ぐ近くの20号足摺(四国八十八ヶ所ヘンロ小屋)に16時11分到着しました。
ここでも良かったのですが、さらに約10km先の鹿島公園の方が、公衆トイレがあり、近くにコンビニがあるので良いと思いスルーしました。 県道27号線と並行している歩き遍路道を通って鹿島公園を目指しました。 なお、時間短縮のため松尾トンネルを通過させていただきました。 その後、県道27号線のショートカットになっている土佐清水中浜の集落を通る歩き遍路道を歩きました。 途中に、ジョン万次郎の生誕地がありましたが、時間が無いので先を急ぎました。 土佐清水中浜から土佐清水中厚生町までの歩き遍路道はトレイルとなります。日が陰ってきたので、トレイルは避け、ここは県道27号線を通って行きました。 もうすっかり日が落ちてしまった18時20分に鹿島公園に到着しましたが、東屋及び周辺の道路が工事中でしたので断念しました。 スーパーで食料品等を調達し、今朝小休止させていただいた約3km先のじんべい広場を目指しました。 ところが、道なりに、じんべい広場に行こうとするとどんどん遠くなるのです。 辺りは真っ暗なので町の様子がよくわかりませんでしたが、原因は防潮堤の外側にじんべい広場があり、外側に出るための道は当然、防潮堤の端にあるからなのです。 随分後戻りして、再トライしましたが、目の前の分厚く高い防潮堤に阻まれます。 どうしようかと、不安な気持ちで、あっちこっちウロチョロしていると防潮堤に人一人通れる勝手口の様なが穴開いており、向こう側には階段もあります。 19時18分、この穴を通って防潮堤の外に出ることができました。 同行二人、常に大師さまは傍においでで、私たちは、その守りを受けているのですね。 南無大師遍照金剛 19時20分、遅くなりましたが、じんべい広場に到着することができました。 今日は予定を15kmオーバーし、41kmの歩行距離となりました。 テント設営をしていると中年女性の方が現れて隣の建物の一階に温水コインシャワーがあることを教えてくださいました。 ありがたいことです。
同行二人、お大師さまは、いつでも、何処でも、どんなお姿でも、おいでになられるのですね。 南無大師遍照金剛 汗だくだくだったので、早速、温水シャワーを浴びに行きました。
体も心もすっきりしました。 その後、遅い夕食と洗濯を済ませて爆睡でした。 令和2年四国歩き遍路(逆打ち)回想録 メニュー画面へ
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