2010年8月2日月曜日

H220731_飫肥駅-伊比井駅

 7月31日(土) 午後5時過ぎに、飫肥駅から、約55km先の宮崎目指して走り出しました。
 まだまだ、日差しが強く、滝のように汗が流れ落ちます。腕を振るたびに、肘から汗粒がリズム良くアスファルトに飛び出してゆきます。
 マラニックバックに補給水、補給食、GPS等の装備で約3kg程度を担いでいたものですから、13km地点の風田交差点では、全身汗でぐしょぐしょです。それでも、もう少し行くと日南海岸だから、少しは涼しくなるはずだと、自分に言い聞かせ走ります。
 しかし、鵜戸からサンメッセまでの登りは、もう走る気力がありません。20km行かないうちに、歩きになりました。
 そうする内に、陽も落ち、空にはまばゆいくらいの星々がきらめき始めました。しかし、同時に街灯のない日南海岸ロードパークは、懐中電灯なしでは走れなくなりましたし、車が来るたびに、ヘッドライトの目眩ましに遭います。足も疲れたし、今日はここまでだなと、予定を変更し、伊比井駅より列車で宮崎に行くことにしました。そう決心すると、暗い夜は、漆黒に、重い足は、鉛と化します。サンメッセから、伊比井駅までの6kmの長いこと・・・気が遠くなりました。
 あと、300mくらいで伊比井駅かなと思われる地点に近づいたとき、列車の走行音が聞こえます。闇の中で、伊比井駅は近いなと確信した次の瞬間、次の列車まで1時間待ち?、それとも今の列車が最終?今から走っても間に合わんし・・・と最悪な予想が疲れた体に駆け巡ります・・・。
 絶望感に打ちひしがれながら、重い足を引きづり、伊比井駅に着くと、列車は、対向車線待ちで停車中。「今回は列車で帰りなさい。宮崎へのrunは、また今度ね。」と神様が言ってくれているようでした。
 一両列車の車内に入ると、効き過ぎるくらいに効いたエアコンと天井からの扇風機のおかげで、汗でぐちょぐちょになり疲れていた体は、あっという間にリフレッシュ。伊比井駅から南宮崎までの40分間の車中で考えていたことは、この列車で40分かかる道のりを、次回はいかに走りきるかであった。

 本日のワークアウト 飫肥駅から伊比井駅までの25km、3時間30分