2018年6月27日水曜日

H30伊万里平戸ウルトラ

 H30年6月24日(日) 伊万里平戸ウルトラ(100km)(ジョグトリップ)に参加してきました。
 2週間前に持病の手術をしたばかりで、傷口も完治とはいかない状態でしたので、今回は『無理をしない。頑張らない。不測の事態が生じた場合は、ジョグトリップ公認の移動手段、バスや電車等を使ってワープする。』を基本に参加することにしました。

 それにしても、三食昼寝付きというより終日ベッドでの生活が一週間続き、さらに、退院後は運動不足の手持ち無沙汰に間食をしすぎて、悲しいことに気がつけば体重が3kg超えで増えていました。
 体重を元に戻し健康体になる意味においても、今回のウルトラを棄権する選択肢は無いが、術後の身体と対話しながら十分気をつけながら大会を楽しむことにしました。

 
 本大会の小生の走行データです。

 また、何時ものように博多の息子のアパートに前々日から泊まり、下関の母を見舞ったり、雑用を済ませたりと大会を有効に活用させていただきました。

 23日(土)の19時半過ぎに、博多を出発して、伊万里駅前の駐車場に22時前に到着しました。
 隣接のコンビニで夜食を調達し車中でいただき、出走準備をして暫く待機しました。
 なお、今回は、傷口にワセリンをたっぷり塗って備えました。

 23時過ぎに、主催者あみりんさんと奥様が駅前に到着し、受付準備が始まりました。

 正式スタートは01時ですが、00時15分前には20名近いランナーが集まり、00時でのアリースタートの説明が開始されました。
 小生も、身体のことを考えて、アーリースタートで出走させていただきました。

 00時頃に伊万里駅に到着し受付をしようと思っていたランナーさんは、突然のスタートにビックリされていたようでしたが、アーリースタート組は、それを尻目に意気揚々と伊万里駅を後にしました。

 小生は身体のことも考えて、集団の最後尾に付き、ゆっくりと唐津街道を西進していきました。
 暫くは伊万里の街中を進んで行きましたが、夜間のため目に留めることのできる風景は限られていました。
 身体が許せば、復路でしっかり記録したいものだと思いながら進んでいました。

 雲間から月や星が見える少々肌寒い天気でしたが、走り出すと一気に体温が上がり、気がつくとバッグを背負っている背中は汗でグッショリしてきました。
 10日前の天気予報では、雨を心配していましたが、直近の予報は晴天です。むしろ明日の熱中症が心配な天気になってきました。
 4~5km進むと、伊万里港沿いを進むコーストなり、心地よい風が感じられるようになりました。

 神奈川県から来られたランナーさんと暫く最後尾を談笑しながら進みました。
 彼曰く、日本各地の大会に参加してみたい。最寄りの駅近くがスタート、ゴールの位置になっている大会を探してエントリーしているとのことでした。

 01時22分、10kmのオアシス(無人エイド)に到着しました。
 オアシス食は、カッパ巻き3個でした。
 定番のカッパ巻きを美味しくいただきました。

 オアシス食を食べながら、10km走った身体と対話してみました。
 久し振りのランに、いい気持ちです。しかし、汗で傷口もぐっちょりです。
 ちょっと影に隠れて、傷口にワセリンを上塗りしました。

 右手に伊万里湾を感じながら、唐津街道を北進して行きます。

 17kmぐらいから、200m程度の丘を越えて行くことになります。
 ちょっとウルトラ魂に火がついたのか、結構ほどほどのペースで、先行するランナーを抜いていました。
 ほぼソロランになってきたので、アップダウンのコースを地図ロイドを頼りに楽しく走行していました。

 03時03分、20kmのオアシス(無人エイド)に到着しました。
 オアシス食は、コーヒー大福でした。
 この大会で楽しみにしているオアシス食の1つです。美味しくいただきました。

 25km付近からの下りで、少し異変に気がつきます。
 長崎湾岸や萩往還では、100km、200km走行した後でも、下りは結構なスピードで疾走しているのに、今回はスピードが出ないのです。
 走行距離もまだ、25kmを越えたところで、長距離を走ると何時もなら感じる足裏の痛みは当然まだ出ていないのですが、身体が急激に重く感じられてきました。

 かといって、傷口に痛みが走るというようなこともありません。
 暫く様子見かなと思いながら走行していました。

 04時08分、30kmのオアシス(無人エイド)に到着しました。
 オアシス食は、いなり寿司2個でした。
 小腹が空いてきた頃でしたから、よいタイミングでした。

 05時前に松浦発電所付近を通過しました。
 空が白々とし始めました。
 何故かいまだに重い身体と対話しながらも、ウルトラらしい小刻みなアップダウンのコースと夜が明け見え始めた周りの風景を楽しみました。

 どこの大会においても海岸沿いの風景は非常に風情のあるものです。
 本コースでも写メを沢山撮りたい場所があったのですが、それにはまだまだ光量が足りず、写メ摂りは復路での作業だなと自分自身を納得させながら走行しました。

 05時31分、38kmのオアシス(トーマさんオアシス)に到着しました。

 オアシス食は、あったかいコンソメスープでした。
 中学生くらいの息子さんがお手伝いをしていました。ありがとう!!

 辺りが明るくなり、周りの景色も楽しめるようになりましたが、どうも身体が重い。
 脚腰が痛いわけではないのだけど、何故だか身体全体が、おもだるい~て感じでした。
 なおかつ、大量の汗に傷口がさらされ、どう考えても多分衛生上良くないよねって感じでした。

 ・・・ で、当初の計画通り、折返しの平戸まで行って、復路は電車でワープすることにしました。
 そう決心すると、初めてのワープに心ときめくものがありました。
 また、そう決心すると、走行スピードは一気に歩きに変わってしまいました。

 40km付近のコースは、田圃の畦道でした。

 畦道の直ぐ脇に松浦鉄道が通っていました。

 05時42分、西木場駅付近の田圃から眺めた日の出です。
 ウルトラで観る日の出は、何か何時も感動ですね!!

 風情のある田舎道を上って行きます。
 さすがウルトラ、いい雰囲気になってきました。

 トレイルを想像させるようなコースもありました。
 このコースの入口は、狭く暗く、路面が泥濘んでおり、一瞬間違いおではと躊躇しました。
 しかし、走行してみるとトレイルランのようで、いい雰囲気でした。

 紫陽花が美しく咲き誇っている道もありました。
 地域の方々が大切に手入れされているようでした。

 幾つかの裏道を縫うようにアップダウンし、

 06時30分、唐津街道に戻ってきました。

 右手には、松浦鉄道

 左手は、棚田が並ぶ、ノスタルジックな風景でした。

 07時20分、平戸大橋にたどり着きました。
 折返しのオアシスは、橋を渡ったところの公園です。

 本大会に参加しなければ、平戸大橋を徒歩で渡ることもないでしょう。
 しかし、高所恐怖症の小生は、ほぼこのタイミングで発生することはあり得ないであろう地震を妄想し始めました。
 そうなると、橋上待機時間を少しでも減らすかのように、徒歩は、いつの間にかランになっていました。
 バカだね~ (-_-;)

 07時30分、折返しオアシス(47km地点)、平戸大橋公園内WARABIに到着。

 オアシス食は、豚汁とご飯でした。
 これが最高に美味しかったです。
 やっぱ、走った後は、塩分補給の欲求か、味噌汁やうどんなどの汁物が最高だね。

 ヘッドランプやピカピカバッジをデポジットし、足と傷口をメンテナンスした後、靴下とシャツを着替えるなど30分以上滞在しました。

 復路の平戸大橋です。
 下りの橋銘板は漢字だったのに、登りの橋銘板はひらがなになっていることに気がつきました。
 きっと、なにか決まりがあるのだろうなと思いながら進みました。

 折返し地点から3km程のところに、最も近い松浦鉄道の駅「たびら平戸駅」があります。
 折返し地点が47kmですので、都合50km走行した時点で、今回は、残り50kmを電車にてワープすることにしました。

 切符の買い方が分からなくて、近くに人に尋ねると、ワンマンカーと一緒で、車中にて整理券を取って、下りるときに整理券と運賃を払うとのことでした。
 納得して、一旦駅舎外の自販機でドリンクを買っていると、伊万里行きの電車がホームに到着しました。
 慌てて、電車に向かい乗り込もうとするも、ドアが閉まっています。

 ドリンクを買いに行ったことを後悔しながらも、何とか乗せていただけないかとドアをノックすると車掌さんが窓を開けて、後ろのドアから乗車してくださいとのこと。
 ワンマンカーと同じなのだから、後ろのドアから乗車し、前のドアから下車するというルールなんですね。恥ずかしい!!

 後ろのドアから乗車するも、今度は整理券が何処にあるのか不明。
 一番前まで行き車掌さんにお伺いすると、当たり前のことだが、後ろのドアの直ぐ近くにありました。これまた、超恥ずかしい!!
 などと、どたばたしていると、同類のランナーがホームでうろうろしています。
 ちょっと先輩面して、乗車は後ろのドアからです。整理券はそこですと要らぬお節介をしていました。

 彼も、病み上がりにつきワープするとのことでした。
 何でも、昨年暮れに大腿骨を骨折し、今ボルトで止めているとのこと。
 小生よりも、無謀な輩がいることが分かって、自分が変人ではないことが証明できたような気分でした。

 その後も彼と談笑していると、何でも小生のブログの読者だということが分かり、話しが一気に弾みました。
 車中にて楽しいひとときが過ごせ、ジョグトリップのワープ制度も、有りだなと感じた次第でした。

 伊万里駅に10時頃到着しました。料金は、1230円でした。
 規定により、ゴールは、13時から19時までの間となっていますので、近くの伊万里温泉「白磁乃湯」に行って汗を流すことにしました。
 なお、車中を共にした彼は、荷物をデポジットしていないので、あみりんさんに連絡を取り、帰路につきました。

 伊万里温泉「白磁乃湯」の玄関をくぐると、ただっ広い下足室があり、それを抜けると木彫りの像がお迎えしてくれます。
 入浴料は一般700円、浴室も広くて内湯、外湯、サウナ、ミスト、水風呂、電気風呂、泡風呂、等など十分満足のいくものでした。
 1時間以上かけて、温泉を十二分に楽しみました。

 食堂も併設されていましたので、冷麺を注文していただきました。
 これも、なかなかでした。

 入浴と昼食を済ませて、12時過ぎに再び伊万里駅で待機しました。
 待合室には、大会参加者とおぼしき人がおり、おつかれさまですと声をかけました。
 こちらは、入浴を済ませてバッグもゼッケンも着けていないので、始めはビックリしたような顔でしたが、途中でリタイアしたんですと言っておられました。

 そこで、僕は9時頃すでに電車に乗って、10時頃、伊万里駅について、温泉と昼食を済ませてきました。
 それから、本大会は電車での移動は公認移動手段ですので、リタイアではありません。
 僕は、13時に一番でゴールするためにここで待っています。などとわいわい談笑しました。

 12時半頃、あみりんさんと奥様が伊万里駅に到着されました。
 ゴール受付の準備を、先程の彼と手伝い、無事一番でゴールさせていただきました。
 但し、ジョグトリップでは、早く到着するのではなくゴール関門ギリギリのゴールがジョグトリとしての栄誉が与えられることとなっています。

 ゴール後は、デポジットしていた荷物を受け取り、入浴も昼食も終わっていましたので、一路宮崎に向かって出発しました。
 何度かSAで、食事と車中での仮眠を繰り返しながら、20時ジャストに宮崎の自宅に到着しました。

 今回は、ワープの楽しみを味わうことができましたが、次回は復路の風景とオアシス食を堪能したいと思います。
 また、早急に体重を落とさなくっちゃいけませんね。反省 (^_^;)

2018年6月15日金曜日

H30萩往還マラニック写真・記録

 平成30年6月15日、H30萩往還マラニックのゴール写真と記録集が郵送されてきました。

 A288の選手に引っ張られて、参道をウイニングランしたことを思い出しました。

 記録集の表紙です。
 これをいただけるのも最後となりました。

 完踏状況です。250km部の完踏率は、58.8%でした。
 雨が降って気温が上がらなかったことと、最後の萩往還ということで完踏率が昨年に比べ少し高くなっているようでした。

 私の正式記録は、以下の通りでした。
 宗頭文化センターでの出走記録は、記入するの忘れてたんだね。
 
 宗頭文化センターの思い出は、到着寸前の雷雨で全力で走ったことと、それを口実に最高で最後のお風呂に入浴できたが、食欲は湧かず吐き気に悩まされたことでした。そのため、本エイドで楽しみにしていた山菜の煮物を口にすることができなかったことが少々心残りです。
 
 記録を眺めながら40日前のことが、断片的に蘇ってきました。