2017年7月24日月曜日

霧島えびのエクストリームトレイル撃沈

 栗野岳レクレーション村までの24Kmは、楽しくランできたのですが、熱中症で脚が全く進まなくなり、えびの高原ピクニック広場(第二関門32km)で、残念ながらリタイアでした。

 7月10日ぐらいでしたか、霧島えびのエクストリームトレイルの案内状が届いたときはビックリ。
 というのは、本年3月に退職し、4月より土日祝祭日が忙しい職種に就いていたものですから、霧島えびのエクストリームトレイルの出場は無いと思っていましたし、2月にエントリーしたことさえ忘れていたからです。

 そして何と、神様のプレゼントか、7月23日(日)は、ぽっかりと勤務が空いているのです!!
 ですが、7月22日(土)は、勤務。そこで、妻に往復5時間の代理受付をお願いしました。
 その関係も有り、絶対完走しなくてはならない大会でしたが、熱中症で撃沈。

 妻曰く、『もっとしっかり練習しなくちゃいけないね。クーラーの部屋ばかりいると熱中症になるよね。』でした。
 ありがたい叱咤激励のお言葉肝に銘じます!!

 

 7月22日(土)、勤務を終え、代理受付をしてくれた妻からゼッケンを受け取り、夕食を済ませて19時半頃自宅を出発。
 途中、土砂降りの雨に明日のコースは大変なウェット状態で、泥だらけになりそうだなと思いながら、高速を走行。
 21時半頃、会場駐車場に無事着き、車中泊しました。

 7月23日(日)、3時頃に起床し、テーピングと着替えを済ませて食事をしようとしましたが食欲無し。
 67kmのトレイルなので、朝食とトイレは済ませておきたいと思い、昨日、コンビニで買った鶏釜飯をおにぎりにして、ビニル袋に入れて会場に向かいました。

 ふと、空をみると、星が輝いています。
 暑くなりそうです。
 

 トイレの行列に順番待ちしながら、ポッケに忍ばせていた鶏釜飯のおにぎりで朝食を摂りました。
 トイレと朝食を済ませると4時半。装備のチェックを受けてスタートエリアに並びました。
 多くの強者が、所狭しと集っています。

 スタートゲートの奥から、韓国岳と硫黄山の山の端がうっすらと見え始めました。
 選手全員で、秒読みをし、5時00分、ロング・トレイルスタート。

 ピクニック広場の芝生を百メートルも走ると、昨晩の雨がシューズを浸みてきました。
 暫くロードを走った後、登山古道のトレイル。
 トレイルは、一列になり渋滞するので、みなさんかなり飛ばしていました。

 昨晩の雨で、トレイルは、悲惨かなと思っていましたが、心配するような状態ではなかったです。
 ただ、やたらと湿度が高く、気がついたら全身汗だらけでした。 

 登山古道を抜け、日添林道を走り、第一給水ポイントまでの12kmは、いい感じで走れました。
 到着時刻も、2時間弱で予定していた通り、6時45分と、ドンピシャでした。
 エイドでは、熱中症のことも考えて、OS1をボトル一杯いただきました。

 第2給水ポイントまでの12kmも、2時間弱の予定。
 登りは、早歩き、下りは駆け下るのリズムで、久し振りのトレイルを楽しみました。
 しかし、日の光が徐々に強くなり、暑くなってきました。
 それでも、第2給水ポイント第一関門、栗野岳レクレーション村には、8時25分頃到着といい雰囲気でした。

 しかし、ここで、頭から何度も水を浴びるも、身体から熱が抜けきりません。また、エイド食も咽を通りません。
 完璧に熱中症ですね。
 そこで、20分ほど、ここで休み、少し落ち着いて、栗野岳の枕木階段にチャレンジするも、2,3十段置きに設置されているベンチに腰掛ける始末。
 公園展望台で、再度15分くらい休んで、登山道に入るも、切り株を見つけては休む始末。
 栗野岳展望台に9時45分に到着していますので、2km位を1時間くらいかかったことになります。

 

 なんとか、栗野岳を下っていると、今度は、右太腿が痙攣し始めます。
 さらに、太腿が痙攣を庇いながら走行していると、胃まで痙攣し始めます。
 何度も、立ち止まりながら、こんな山の中でリタイヤはあり得ない。
 ゆっくりでもいいので、第2関門のえびの高原ピクニック広場まで、自力で戻ることを目標にしました。

 栗野岳を下り、えびの岳の縁を廻るコースまでのしばらくの間には、案内人のボランティアさんが要所要所にいます。
 しかし、えびの岳の縁を廻るコースには、ほとんど案内人のボランティアさんはいませんし、ちょっとした沢状になっているので休むところも少ないはずです。
 そこで、ボランティアさんに会う度に、訳を話して、暫く傍らで横になって休んだ方が良いのではと思いましたが、ついぞ言い出せず、えびの岳の縁を廻るコースに来てしまいました。

 えびの高原ピクニック広場まで4km位でしょう。
 ゆっくりと、確実に距離は縮まっています。
 エイドでスイカをいただくことを励みにしながら、歩を進めました。

 11時50分前、何とかえびの高原ピクニック広場に到着。
 関門時刻は12時ですが、リタイアを宣言。
 ご褒美のスイカを沢山いただきました。

 水分を沢山取って、美味しいお味噌汁をいただくと、身体はすっかり良くなりました。
 リタイアは、残念ででしたが、久し振りのトレイル、とっても気分がすがすがしくなりました。

 参加賞の入浴券を使って、高原荘の温泉で汗を流して、帰路につきました。

 参加賞のTシャツです。

 参加賞のカレーです。

 参加賞の焼酎です。

 メーカー協賛のクエン酸チャージです。

 

 

 本日のワークアウト 霧島・えびの高原エクストリームトレイル 走行距離 32km 途中リタイア グロスタイム 6時間50分 でした。