2021年7月26日月曜日

第9回 霧島・えびの高原エクストリームトレイル

 令和3年7月25日(日)、第9回 霧島・えびの高原エクストリームトレイル ショート33kmに参加してきました。

 シューズのアウトソールが脱落するなどのハプニングがありましたが、無事完走することができました。

 前日、受付を済ませて車中泊です。

 天気予報に反して、時折、激しい雨と風。明日のレースが心配されました。

 夕食は、コンビニで買ったおにぎりとカップ麺です。

 えびの高原は、下界での毎日の真夏日が何だったのだろうかと思わせるくらいの心地よい気温で別天地でした。

 TVの電波をキャッチできなかったので、20時前には、明日に備えて眠りにつきました。

 

 3時半に起床し、朝食、着替え、トイレ等を済ませ、5時スタートのロングのスタートを見に行きました。

 雨は、時折パラパラとしていましたが、レースには問題なさそうです。

 少々肌寒かったので、ビニル袋の自作簡易カッパをかぶって行きました。

 5時ジャスト、まだ薄暗く霧がかかっている中、ロングの部がスタートしました。

 

 少し明るくなった5時半、補給水1リットルのチェック等を受けて、スタートエリアに入りました。

 突風でエリアの柵が倒れないように、選手の皆さんが支えていただくようお願いしますとのアナウンスがありました。結構な冷たい風が吹き下ろしていました。

 芝生は、昨日の雨でぬかるんでいました。当然この時は、まだアウトソールはくっ付いています。(笑)

 明るくなるにつれて、少しずつ青空が広がっていくのが確認できました。

 今年のショートのコースは、ラストのえびの岳を回る部分が無くなるなど、従来37kmのコースが33kmと4km程短くなっています。R01霧島えびのエクストリームトレイルでは、ラストのえびの岳を回る部分を必死で駆け込みましたが4分オーバーで無念の涙でした。

 今回は、12kmの日添え林道ASに8時頃までに、24kmの栗野岳ピクニック広場ASに10時頃までに通過できれば、残り9kmに4時間かけられますので、登り基調ではありますが不測の事態が起きなければ完走は余裕かなと思いました。

 選手全員でのカウントダウンの最後はゼロではなくオリンピックっと叫び、6時ジャスト、ショートの部がスタートしました。

 トレイルに入ると大渋滞になるので、序盤のロードで先頭近くをと思いましたが、ずるずると追い越されてしまいました。

 案の定、トレイルは大渋滞で追従するのみでした。しかし、昨日の大雨の割には地面のコンディションはそんなに悪くはなく、進みやすかったです。

 トレイルを抜けると、林道を快調に下って行きました。流石に登りは早歩きにならざるを得ませんでしたが、厳しく照り付ける日差しもなく完走を確信しながら進んで行きました。

 12kmの日添え林道ASまで後2kmとなった下りの林道で、急に右足が軽くなりました。靴底にへばりついていた泥の塊がはがれたのだろうと思ってそのまま進みましたが、石を踏みつけた時の痛みでようやくアウトソールの脱落に気が付きました。
 でも、まあまあ走れているので、気を付けながら進みなさいという天の声かなあとポジティブに思えて、下り林道の岩や砂利に気を配りながら足に負担がかからないように下って行きました。

 そうこうしているうちに、今度は左足のアウトソールも脱落してしまいました。
 そう言えば、妻が『怪我だけはせんようにね』と言っていたな。それに2週間後は長崎橘湾岸C120kmだから、ここで怪我をする訳にはいかないよね。そういうことか、これは天の声だな。そう思えたので、なお一層、路面の岩や砂利に気を配りながら下って行きました。

(アウトソールが脱落したシューズとインソール)

 勿論12kmの日添え林道ASでのリタイアも頭によぎりましたが、距離も4km短く、熱中症の恐れもなく、完走が約束されているような今回の大会、気を付けて進めば大丈夫だとポジティブに思えて、リタイアの判断は24kmの栗野岳ピクニック広場ASに持ち越して進んで行きました。

 両足のアウトソールは脱落したものの、予定通り早く12kmの日添え林道ASに7時54分、24kmの栗野岳ピクニック広場ASに9時40分に到着することができました。

 残りは、4時間余りで9kmですので、ゆっくり歩いて行けば、このまま何とかなりそうです。ということで、リタイアすることなく栗野岳の枕木階段上って行きました。

 枕木階段で何度となく立ち止まりながら何とかクリアし、栗野岳の登りトレイルを進みます。アウトソールがないので、踏ん張りが効きません。何度も何度も立ち止まりながら何とかピークを越えました。

 下りトレイルは、さらに悲惨です。踏ん張りが効かないので路面を考えながら進みますが、ズルっと滑って、つま先や足裏がまともに岩や木の根にあたると悲鳴物でした。

 上り下りのトレイルを繰り返しているうちに、靴底が破けインソールの踵部分が抜け落ちてきました。仕方がないので靴ひもを解きインソールと靴と足を縛り付けて走行して行きました。

 残り4km程のえびの岳の沢を走行する辺りでは、靴底が踵部分のみならず、つま先部分もしっかり破けてしまいました。再度靴ひもを解き直し、インソールと靴と足を足の前後で縛り付けて走行することにしました。

 シューズが壊れていなければ、ここの岩の上をぽいぽい跳ぶようにして進んでいただろうな。下手すれば怪我するよね。今日は、それができないので慎重に進んでいる。時間もたっぷり残っているし、怪我をせずに完走できそうだなと思うと、なんだかラッキーのような気がしてきました。

 

 靴ひもで足にインソールと靴を縛り付け、黙々と歩き、13時17分、無事ゴールしました。

 ゴール後は、豚汁とおにぎりのふるまいを美味しくいただきました。

 その後、温泉券を利用してホテルピコラナイえびの高原で汗を流して帰路につきました。

 

 参加賞は、温泉券と以下の写真の通りです。

 

 本日のワークアウト R03第9回 霧島・えびの高原エクストリームトレイル 走行距離 33km グロスタイム 7時間17分11秒 でした。

 

 とんだハプニングでしたが、納屋で4,5年熟成したシューズの使用は禁物です。シューズの賞味期限は1,2年がいいとこでしょうか。

 今回は、大きな事故にならなくて済みましたが、山をなめてはいけません。次回からは、しっかりとしたチェックで臨みたいと思います。

 

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